part1:CF-R8のメモリ増設 2023・4・5
実家からパナソニックのチビノートパソコン、CF-R8を回収してきた。
もう遅くて使えなくなったからだけど、このチビマシンいいところもある。
RZ4と比べると画面が大きくて見やすい。
キーサイズも少し大きくて打ちやすい。
頑丈なので神経質に扱わなくても壊れない・・・と思う。
なんとか改造して使いたい。
しかし15年も前の2Coreマシンを再生してもどうしようもないだろう、という意見には同意するしかない。
このノートで動画編集とか3Dゲームとか出来るわけがない。
使いやすいキーボードを主体にテキスト打ち専用に使いたいのだが、それには改造が必須だ。
他のパナソニック製コア・デュオマシンはメモリが増設できない。
特殊なサイズで2ギガ以上に増やせないのだ。
でもこいつは一応増設できる。
4ギガにすればある程度モッサリ感は減少するはずだ。
ネットで注文した2ギガメモリは1000円以上。
DDR2という古い規格なので、逆に高い。
裏ブタの一部を開ければすぐ装着できる。
タスクマネージャー画面ではちゃんと4ギガになっている。
メモリ増設は簡単なのだが、SSD交換は大変だ。
全バラと言われる裏蓋とトップカバーとキーボードを外す大作業になる。
もう少し余裕がある時にやろう。
part2:CF-R8のSSD交換準備作業 2023・8・30
殺人的な炎天下、8月はウォーキングも出来ず。
かみさんの通院と手賀沼ふるさと公園に車で出かける以外はほぼうちにいてゴロゴロしている。(ずいぶん太った)
ヒマだから何か作業しよう、と思うが、それも暑さで辛い。
しかしそんなことばかりも言っていられない。
実家から持ってきたチビノートパソコン、レッツノートCF-R8をSSDに改装する作業に手を付けよう。
まずやるのは古いレッツノートY7に入っているSSDを外すこと。
余っているSSDは古すぎて重いのであまり交換する意味がない。
物置からY7を引っ張り出して作業。
出てきたSSDは「グリーンハウス」というほとんど知らないメーカーのものだった。
ついでにこれに付いているメモリーを撮影。
普通のノート用メモリーに比べても半分くらいのサイズ。
パナソニック専用で、1ギガバイト以上のものは存在しないらしい。
32ビット時代にはこれで充分だったのだ。
そして必要なのが分解用マニュアル。
これは「分解工房」というサイトから貰ってくる。
「全バラ」と言われる背面カバー、トップカバーとキーボードを外す大作業
これを眺めても、うんざりするような面倒な作業だ。
しかしやるしかない。
半日かければなんとかなるだろう。
part3:CF-R8のSSD交換:本番
昨日の午後、ミニノートの分解を始めた。
まず背面カバーを外す。
長短のネジがあるので、外したらマグネットシートのカバーと同じ位置に並べる。横向きだと安定しないので頭を下にして逆立ち。
次にバッテリケースの中にあるキーボード固定用の三つの金具を外す。防水テープが劣化していてバリバリ剥がれる。
続いて表側にしてヒンジ部分のネジを外す。
それから手前両角にある無線ランとブルートゥース端子を外す。
ここまではそんなに面倒ではなかった。
キーボードを外す段階に来た。
ネジなどはなく、数か所のツメと二カ所の粘着テープで固定されているだけ。マイナスドライバーでこじり、ヘラ代わりの定規で剥がす。ここまで来ると「分解したなあ」という実感が湧く。
キーボードをずらし、基盤と繋がっているフラットケーブルを抜く。この時、留め具の外し方が分からずちょっと失敗して留め具が欠けてしまった。それでも大きな影響はなさそう。
それからピンセットで電源端子を抜く。
次にキーボードの下の四つのネジを外す。するとトップカバーがパカッと外れた。
最後にトップカバーのタッチパッドと基盤を結ぶフラットケーブルを外す。
これでHDDにアクセス出来る。
案外楽勝だった。
CPUを見ると上に銅板が貼ってあり、そこにグリスが塗ってある。
これがヒートシンクの代わりらしい。グリスが固まっているので塗り直した。
HDDを外し、SSDに交換して起動した。
無事にWindows10(SSDにインストール済)の画面が出たが、ドライバが当たっていないのか画面表示がおかしい。
そしてキーボードが動かない。
フラットケーブルを付ける時に悩んだが、どうやら逆付けだったらしい。
これは明日なんとかしよう。
本日の仕事はここまで。
part4:CF-R8のキーボード修理 2023・9・1
ちびレッツノートの動かないキーボード、フラットケーブルをひっくり返して繋ぐと治った。
しかし、もう一つ面倒な問題があった。
キーボードを無理やり逆につないだ時にねじれて「F1」キートップが外れてしまった。
これをはめようとするのだが、うまく行かない。
最初、写真のように内側にジョイントを入れて押し込んだのだがまったくはまらない。
次にキーボード下のマットの下にジョイントを押し込んだ。
すると「カチッ」と音がしてはまった。
これでキーボードは完全復活した。
その後、Windowsアップデートをやったが、いつまでも終わらない。
しかもユーザーデスクトップが使いづらい設定で、これが変更できない。
まっさらなWindows10にしたいけど、そうするとまた分解してSSDを取り出す必要がありそうだ。
写真はちびノートパソコンの計量。
870gなので元の910gに比べて40g軽い。
他にも使わない端子類やPCカードドライブなんかを外してしまえばもっと軽くなるが、そこまでしなくてもいいか。
問題はバッテリが1時間半しかもたないことで、新品はもう売っていない。
再生する会社はあるが、値段は15000円ほどで、その金額なら後継機のRZ4が買える。
どうしたものか。