相国寺に来た。この辺りは懐かしく、自分でも予想外の記憶が波のように押し寄せてくる。
自転車を漕ぎながら記憶の波がどんどん引き出されていく。
胸がぐにゃぐにゃしてくる。
このパパジョーンズ、なぜかすごい記憶にある。
なぜだろう?
相国寺の通り抜けられる道を何回も通っていたからだと思った。
このパパジョーンズの上に住んでいたという人と愛知県で出会いってとても盛り上がった。
門はこんな感じ。忘れてることにショック。
相国寺は思い出に残っている寺なので、特別公開の日に来れたことが嬉しい。
何度も通った寺をきちんと見られることが楽しみだ。
あんまりじっくり見たことがないので初見の気持ちだった。
左右の景色
意外と広かった。塔頭?が多いい。
後から知ったが金閣寺と銀閣寺の本元が相国寺らしい。
でかいのでビデオで撮ってみた。山門跡らしい。相当大きい門があったっぽい。
中へ入るのだが、思った以上に見どころがあり、見応えがあった。
まず、泣き龍。
泣き龍のある法堂は日本最古の法堂であった。
泣き龍の作者は狩野光信。パクリかと思ったが、作者がおそらく妙心寺と一緒?な気がする。
解説員のおじさんが
「法堂の真ん中で手を叩くと音が反響して16回行ったり来たりする。それが泣き龍。今この場では音が聞こえるだけですよ」と言う。
私は観光を楽しませるために言っている後付け話だと思っていた。
実際に法堂の真ん中で叩いてみると、やっぱりよくわからない。
解説のおじちゃんに「よくわからなかった」と言うと、
おじさんが真剣な顔をして
「じゃあここで叩いてみて。それからもう一度真ん中で叩いてごらん」と言う。
その通り、その場で叩き(普通の音が鳴る)、その次に真ん中で叩いてみる。
あれ?本当に体に響いて反響して聞こえる?すごい!
泣き龍、わかった。本当だった。
あれ?これはさっきみたぞ??
龍安寺の庭園そのままじゃん。こっちでも見られるし人も少なくないし。ゆっくりできていい。
京都に詳しそうな謎にオーラのあるおじさん4人組がいて「禅宗の寺は枯山水だからね」と言っていた。
なるほど。
おじさん達もゆっくり眺めている。
端っこまでちゃんと手入れしてある。
京都の庭は全てこう。早起きして住職がやってるんだろうな。
中は撮ることができなかった。
その内の部屋に一つに仏像が一斉にならんでいた。
その部屋がこの旅では一番怖かった。
夜見たら絶対こわいやつ。
昼でも怖い。神の最終地というか。
全てはゼーレのシナリオ通りにっていう会議を行っていそうな雰囲気。
なんとなく、イスラム教などの建物にも通づるような感じ。
人間、神を想像すると最終形態同じになるのかなと思った。
部屋の左右奥の3辺全てに仏像がずらーっと並んでいて、奥側にの真ん中にはさらに小部屋があり、その奥にラスボスの仏像が安置されていた。
おそらくおいてある仏像全てがトップぐらいすごいんだと思う。