オーバートレーニングについて② | 谷町六丁目駅徒歩2分の加茂鍼灸整骨院・整体院

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生涯健康をテーマに姿勢改善、からだ全体のバランスに重点を置き施術しております。

こんにちは、院長の加茂です。

先日『オーバートレーニング症候群』について少しお話しましたが、今回はその『オーバートレーニング症候群』について、もう少し詳しくお話したいと思います。(またまた長文になります)

まず、以下の項目について現在スポーツをされている方に聞いてみてください。もしくはお子さんの様子をよく見てあげてください。
 
 〇安静にしていても疲労感がある
 〇よく「疲れた」と声に出している
 〇ジョギング程度の運動がつらい
 〇練習しているのに記録が落ちる
 〇毎日練習していないと不安だ
 〇起床時の脈拍が1分間に70以上
 〇風邪をひきやすくなった
 〇運動後の夜、寝つきが悪い、その翌日は目覚めが悪い

上記の項目はほんの一部ですが、『オーバートレーニング症候群』を早期発見する目安となります。

その他には、心理的プロフィールテスト(POMS)・心理的競技能力診断検査(DIPCA3)・体協競技意欲検査(TSMI)のような心理テストもチェック方法として有効と考えられています。
これらの症状が全て同時に起こると言うわけではなく、上記の症状の1つが継続して現れていれば、『オーバートレーニング症候群』を疑うと良いでしょう。

では、『オーバートレーニング症候群』の主な原因は何でしょう?

先日、私の娘の話でもあったように、日頃のハードな運動による疲労が回復しないうちに、そのまま運動を継続してしまうことが主な原因です。

その他には、
①「過度なトレーニング』・・・選手の能力や年齢以上の練習内容やトレーニング
②「過密スケジュール」・・・練習日程や試合スケジュールが過密で休みがほとんどない
③「ストレス」・・・親や指導者からのプレッシャーなどによる精神的なストレス
④十分な休息や食事面での栄養の不足
なども原因として考えられます。

では、私たち保護者や指導者、選手の周りの人間が何をしてあげるべきか・・・?

青春時代、朝から晩までスポーツに打ち込んだ経験のある方だと想像ができるかと思いますが、「しんどいから」「何となく疲れているから」という理由だけで、自ら進んで「練習を休みます」と監督やコーチに言えたでしょうか?

ケガや病気でもないのに練習を休むなんて、「さぼっている」と思われるだけで、きっとできなかったはずです。

よく勉強をされている最近の指導者の中には、選手たちの変化をしっかりと見極め、きとんと休息を取らせるように配慮をされている方もいらっしゃるようですが、それでもまだまだ「やればやるほど強くなる!」という精神論・根性論のほうが根強いように思います。

現に私自身も、分かっていたようで娘を休ませることが出来なかったのですからね・・・。

ですので、まずは日常の選手やお子様の体の変化や様子(表情や食欲、言動や睡眠状態など)を良く見てあげてください。

そして、1週間のスケジュールを再チェックしてみましょう。

週に5日以上練習を行っている、もしくは練習自体は週3,4回程度。だけど、その他の習い事を合わせると全ての曜日に予定が入っているようなことはありませんか?

このように気分的にリラックスする時間がないと、これもまた『オーバートレーニング症候群』の原因になります。

せめて、週に1日は何もしない、”体と心を休める日”を作ってあげてください。習い事も、何もない日です。

もう一度言いますが、選手自ら「練習を休みたい」とは言い出しにくいものです。

ですので、何となく元気がない、頑張っているのに結果が出ていない時期が続いている時などは、指導者・保護者の皆さんがそれらを判断をして「一度休ませる」という選択をしてあげて下さい。

『オーバートレーニング』の症状をそのまま放置し悪化すると、”うつ症状”に似た兆候がみられることもあるそうです。

それで引退に追い込まれたプロ選手もいるので軽視は危険です。

「頑張って練習すればするほど結果が出る」とは限りません。

確かにスポーツをしていく上で「ここ1番」頑張らないといけない時期もあるでしょう。
でも、望んだ結果を出すためには適切な運動量とその内容、そして適切な休息があってこそ、身体は強くなるのです。激しいスポーツ活動で傷ついた筋肉は、回復するのに24時間~48時間かかります。

まだまだ可能性を秘めたジュニア世代のお子様達、大切な選手達にどうか無理をさせないでください。

慢性疲労による『オーバートレーニング症候群』は、周囲の人間のほんの少しの”気づき”で予防することができます。

水泳での身体のお悩みの方は当院までご連絡ください。
お問い合わせ 06-7177-1984
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