鴨(かも)です。こんばんは。
近ごろ記事にも登場し先週の動画にも使ったD-18のことを紹介させてください。
Martin D-18P(2011年製)※中古で購入。
ピックガードをオリジナルの黒からべっ甲柄のトーティスに変更。ブリッジピンをTUSQ製に変更。それ以外は購入時のままです。後付けでLRバッグスのエレメントVTCが載っていました。
身の程というヤツを意識しつつもステイタスへの憧れを抑えきれず、2年計画くらいでお小遣いを貯めて4年前に入手しました。ローズウッドのDは鴨28Vなる謎ギターが既にあったし、元々GIBSONにはさほど関心が無いので、D-18は必然的な選択でした。モデル名末尾の「P」はパフォーミング・アーティストの頭文字です。これが私的には購入の決め手でした。
Martinのパフォーミング・アーティスト・テーパーのネックは、それまで主流だった42.9ミリでなく、ナット幅が44.5ミリあります。ご覧の通り手がデカい私にはこの1.6ミリの差が大きな魅力だったのです。
最初に惹かれたのは現行のD-18でした。数年前にモデルチェンジし、パフォーミング・アーティスト・テーパーになったネックの弾き易さは素晴らしいものでした。しかし現行モデルで唯一気に入らないのがエボニーに仕様変更された指板とブリッジ。私の中ではD-18たるものローズウッドであって欲しかったのです。たいした根拠は無いが。
そんな中、調べていったら旧仕様のD-18にも広幅ナットのネックを持つモデル「P」が少ないながらも存在することを知り、コレでいこうと決めたのでした。
初めて実機に触れたのはお茶の水のホーボーズ。良い個体だったものの、予算が2万円ほど不足で即決できずに帰ったら、次の日にお店に取り置きを依頼しようと電話したときにはもう他の人に買われていました。
悔しい思いを経てさらに数か月後、今度は神田のリムショットで別の個体を見つけ、今度は満額用意して大急ぎでお店を訪ね、即決で連れて帰りました。嗚呼、こういうヒリヒリするような買い物は今思い出しても楽しいものです。
(写真関係ナシ:たまに行くとお出迎えしてくれる実家の犬)
こうして記事にするためにいろいろ記憶を掘り返してみると(書ききれないような紆余曲折も)、コイツはもっとガシガシ使ってあげなければならんヤツだと改めて思います。現状びっくりするような良い音がするワケでもありませんが、せっかく縁あって手元に来た「良いギター」なので、無二の相棒と言えるようなギターに育てたいものです。
あ、ひとつ大事な秘密が。
冒頭の方で「購入時のまま」と綴りましたが、旧ピックガードを剥がすときに塗装を傷めてしまい、泣く泣く自分でTOPリフィニッシュしていますw