上祐

 

「作業療法士になって1年半ですね。」

 

佐藤

「学ぶことが多くとても中身が濃い毎日でしたので、まだ1年半しか経っていないのだなと感じています。」

 

 

上祐

「どのようなことを学んだのですか?」

 

佐藤

「自分は整形外科チームに所属していて、大腿骨骨折や脊椎骨折などの患者様を担当することが多いのですが、同じ病気やケガでもその治療状況や重症度は違います。また、その方の性格や人生、社会的背景、生活環境などにより様々な角度からアプローチする必要がありますので、よい作業療法を提供するために広く・深いスキルや知識を身につける必要があると感じています。」

 

上祐

「すべてが同じ状態・状況の患者さんはいないので、いろんなことに目を向けて学ばなくてはいけないよね。」

 

佐藤

「はい。そう実感しています。」

 

上祐

「佐藤君はどんなきっかけで作業療法士になろうと思ったのですか?」

 

佐藤

「中学生の時に祖父が菅間記念病院に入院しました。面会したときにたまたまリハビリをしている場面をみることがあって、とても雰囲気良く、楽しそうに取り組んでいて、祖父も楽しいと言っていました。そこからリハビリテーションに興味を持ちました。」

 


 

上祐

「リハビリテーションに関わる職種の中で、なぜ作業療法士を選んだのですか」

 

佐藤

「運動が好きだったので理学療法士になることも考えたのですが、よく調べていくと作業療法士は、病気や身体の面だけではなく、広く生活を見たり、精神機能にアプローチしたり、発達や精神分野など病院だけでなく、地域でも働ける。そんな広いフィールドで活躍する可能性があるところに魅力を感じました。今、働いてみて作業療法士になってよかったと感じています。」

 

上祐

「当院に就職を決めたきっかけは何ですか?」

 

佐藤

「元々、整形外科の領域に興味がありました。大学3年生の頃に菅間記念病院に実習でお世話になり、指導者の作業療法部門主任の横田さんについて手外科の患者さんをたくさん経験させてもらって、さらに興味が深まりました。」

 

上祐

「他にも整形外科に特化した病院はあるけれどなぜ菅間記念病院を選んだの?」

 

佐藤

「整形外科に興味はありますが、せっかく幅広いフィールドで活躍できる可能性のある作業療法士になるからには、自分の興味のある分野に加えて、いろんな経験をする必要があると思いました。その点、菅間記念病院は急性期から回復期、在宅生活期から終末期や予防分野まで幅広く深く経験ができることに魅力を感じました。これからも日々、勉強しながら皆さんと良い作業療法を提供できればと考えています。」

 

上祐

「当院での作業療法の魅力を伝えられるように一緒に頑張りましょう。」

 

 

インタビュアー 上祐 学(作業療法部門責任者補佐)