術後1日目 | 子宮頸がんは突然やってきた

術後1日目

電気がついた。
長い長い夜が明けたんだ。

ただ目がちゃんと覚めてるのに、全身が重い。
自分の身体じゃないようだった。

看護婦さんがきて、体を起こしてくれて口をゆすいだ。
その後自分で準備した下着に着替えさせてくれた。

普通ならすんなりはけるのに、身体が起こせない、力が入らない私の身体を動かしながら着替えさせてくれた。

車イスで一般病棟に戻るが、車イスでさえきつく感じた。

部屋について、やはり傷がかなり痛む。
昼御飯もでたが、ほとんど口をつけずにおわった。

術後はとにかく早めに動きだすのがいいと言われていたので、午後から病棟を一周しようと試みた。

あれ?意外といけるぞ。と思ったのは一瞬。
傷がずきずきして、そこで終了。

身体にメスをいれて、臓器を一つとるとこんなにも弱るのか…

急に切なく悲しくなった。

そんな術後一日目がおわった。