このブログは、という元受刑者のお話をもとに作り上げたものです。は自分は少年院を合わせると、合計で、28年間も捕らえられていたという。私達には、気の遠くなるようなお話である。 

kは45歳の時に、自殺をした。うつ病を発症しての自殺だった。収容所生活が長くて、もう社会についていけないので、自殺をしたという人もいた。多分、私は後者だと思う。Kはもう疲れたのだ。疲れ果てて、社会では生活ができない、自分に気が付いたのだ。

 私はKの判断が正しかったと思う。死んで良かったのだ。長年の収容所生活を送って、今の社会に馴染むのは難しいものがある。

 檻の中の生活は、簡単だ。ただ自由がないだけだ。どこにいても、刑務官に見られている。しかし、周りの受刑者とうまくできて、刑務官の言うことを聞いていれば、檻の中もまんざらではないらしい。

 私の主義主張は檻の中の人間を擁護しているのではない。受刑者Kの残した記述に基づいて、この話を進めているのだ。

 Kは自分が20歳の時に犯罪を犯した。もうこの世にいないKだが、彼にも人権があるので、事件の内容まで、詳しく聞いてない。でも12年という刑期は殺人以外にない。

 は20歳を迎えると直ぐに犯罪を起こした。特別少年院を出てすぐだ。

 あんなに厳しい特別少年院だったが、にはその厳しさが堪えなかったらしい。

 たいていの人間なら、少年院を2回も行ったら、もう改心して真面目になる人間が多いい。でもkはそうしなかった。

 私は、多分の生い立ちがそうさせたのだと思う。には生まれた時から、父親がいなかった____。