2020年9月に観たDVD&配信等の覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2020年9月に観たDVD&配信等の覚え書き

※今回の記事は、「嵐を呼ぶ男」「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」「BLEACH ブリーチ」「モンスターズ」「アポストル 復讐の掟」のネタバレに触れているので、気をつけて!

 

毎月の恒例記事にもかかわらず、まったく書けなくてね…(遠い目)。すっかり2021年2月になってしまっている本日、超今さらながら本来は昨年の10月頭に更新する予定だった「2020年9月に観たDVD&配信等の覚え書き」を適当かつ驚くほど雑にアップしておきますね↓

 


<1本目>

嵐を呼ぶ男

 

嵐を呼ぶ男

 

(あらすじ)

ジャズバンドのプロモーター福島美弥子は、ある夜、音楽大学の学生・国分英次から兄の国分正一をドラマーとして売り込まれる。人気ドラマーのチャーリー・桜田が急に仕事を休んだため、美弥子は喧嘩して留置所に入っている正一の身元引受人になり、ステージに出す。チャーリーが持永の事務所に移籍したため、美弥子は正一を自宅に住まわせ、兄の福島慎介と新バンドでデビューさせる。音楽評論家の左京徹は正一に、美弥子との仲を取り持ってくれるなら正一を宣伝すると取引する。左京はテレビで正一を持ち上げ、正一とチャーリーのドラム対決公演を提案。だがその前日、正一は持永の子分と喧嘩し、左手を怪我してしまう。翌日の公演では、チャーリーの演奏が優位であったが、正一は右手でドラムを叩きながら歌い、観客の喝采を浴びる。ジャズミュージシャンとして売れっ子になった正一は、やがて美弥子と結ばれる。弟の英次も自作曲がリサイタルで演奏されることが決まる。左京は約束を守るよう正一に迫る。正一は美弥子の元を去り、母・貞代のアパートに戻るが、英次は大家の娘・島みどりと婚約したと聞かされ、追い返される。行き場を失った正一はダンサーのメリー・丘の元に身を寄せるが、持永の逆鱗に触れ、子分たちに襲撃され、右手をつぶされる。正一は行方をくらまし、英次のリサイタルの日を迎える。いきつけのバーでラジオから流れる英次の曲を聞いていた正一を美弥子たちは探し当てる。音楽活動に反対していた貞代もようやく正一を認め、母子は和解する。(以上、Wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓

 

 

50点
 

今、僕は妻子とお義母さんの4人で暮らしていましてね。昼間、お義母さんはリビングで何らかの映画を毎日観ているんですが、リビングで遅めの昼食を食べようとしたら、ちょうど本作が始まって。「そういえばこの映画、『オイラはドラマー、ヤクザなドラマー♪(`∀´)』のシーンが有名だけど、逆にそこしか知らないな(あと近藤真彦さんがリメイクしてた程度)」と興味が湧いたので一緒に鑑賞したんですが、まぁ、観て良かったです (・∀・) ヨカッタ! 「若き日の石原裕次郎」は確かにスター性があってカッコ良かったし、「昭和の格闘アクション」もその時代なりに頑張ってた&体を張ってて悪くなかった。「オイラはドラマー」のシーンが「腕を負傷してドラムが叩けない→苦肉の策として歌い出した」という“少しズルい展開”だったのも面白かったですねぇ。ただ、僕的には本作の母親が大嫌いでして。いくら最終的に改心するといえど、石原裕次郎演じる長男・正一への対応があまりにもクズすぎてイライラしたので、観て良かったのは確かではあるものの、トータル的には好きじゃない作品でした (・A・) イクナイ!

 

 

<2本目>

ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐

 

ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐

 

(あらすじ)
昭和十六年十二月、千島列島択捉島、単冠湾に集結した南雲中将を長官とする連合艦隊の主力空母六、戦艦二、巡洋艦三、駆逐艦十一を含む機動部隊は一路ハワイへ向けて南下していた。緒戦において敵の胸中深く突入、アメリカ太平洋艦隊を撃滅する。これは司令長官山本五十六大将の大バクチだった。天は幸した、十二月八日午前一時五分、空母より発進した第一次攻撃隊は洋上に去った。友成大尉以下百八十九機。偵察士官北見中尉もその一人だった。「全軍突撃!」の命令一下、一せいに攻撃は開始された。帰途につく第一次攻撃隊と入れちがいに第二次攻撃隊が殺到した。「われ、奇襲に成功せり」。北見はこう打電した。--北見に帰省が許された。ひなびた山間の村。ひとりの母と、気だてのいい許婚の啓子がいた。しかし、結婚により帝国海軍軍人として気迫に欠けることがないか。結論を得ないまま彼は戦場に帰った。セレベスに、濠北に、印度洋に、連合艦隊の行くところ敵はなかった。再び帰省した北見は、啓子と結婚することになった。が、一通のウナ電が彼を母艦に呼びもどした。玄関先でのあわただしい盃。これが最後だった。連合艦隊は最後のとどめを刺すべく、アメリカの空母を求めてミッドウェイ海域に出撃した。意外に強いグラマンの反撃、しかし空母は現われない。攻撃機に装填された魚雷がはずされ爆弾がつけられた。そこへ敵空母発見の報が入った。ふたたび魚雷が--一瞬遅くアメリカの攻撃機が姿を現わした。「五分」、この時間が日本無敵艦隊をミッドウェイの沖深く沈めてしまった。北見ら生残りの将兵たちは、この敗戦をひたかくしにしようとする軍首脳のため、家族に会うことも許されずに九州基地から二度と帰らぬ戦場へと飛び立っていった。(以上、MOVIE WALKER PRESSより)

予告編はこんな感じ↓

 

 

75点
 

愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」「『日本の戦争映画』 特集」にて、時代劇研究家の春日太一さんが本作について触れていて気になったので、「ミッドウェイ」を観る前の予習としてamazonプライムビデオで鑑賞してみました。とても面白かったです!(°∀°)b ナイス! 昔のミニチュア特撮による真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦のシーンがド迫力で感心したというだけでなく。当時の言葉遣いや文化もまた興味深くて。例えば「貴様」という言葉、親しい間で「貴様!(´∀`) ンモウ!」とか悪い意味ではなく使ってたんだなぁとあらためて思ったし(そういえば警察官だった頃、普通に使う年配の人がいた)、結婚した主人公に対して部下が「奥さん、きっとべっぴんでしょう。何点ぐらいですか?」とスムースに失礼な発言をするあたりは「やだ、昭和の価値観〜 (´∀`) ショウワー」と感じたりしましたよ。

 

主人公が祝言をあげる日に招集が来るワケですが、その時に「母を頼む。いいな?(゚⊿゚)」と言われる妻とか、昭和の頃は普通にあったことなんでしょうけど、なかなかヘビーだなぁと。まぁ、日本の戦争映画は「敗北が決まっている分、辛気くさく終わる」イメージがありますが、本作もまた、主人公の帰りを待つ母親と妻のところにウソ全開の大本営発表が流れるのがキツくてね…。しかも、せっかく生き残ったのに「国民にミッドウェイの敗北を知らせないために監禁→南方の戦地にそのまま行かされる」って! 恥ずかしながらこの実話は知らなかったので、あらためて当時の日本はクソまみれだなと思った次第(「今の日本も…」というツッコミは不要です)。

 


<3本目>

 

BLEACH(ブリーチ)

 

(あらすじ)
幽霊が見えてしまう高校生・黒崎一護は、ある日突然、人の魂を喰らう巨大な悪霊「虚(ホロウ)」に遭遇する。命を狙われる一護と家族の前に死神を名乗る謎の少女・朽木ルキアが現われ虚に立ち向かうが、重傷を負ってしまう。窮地に追い込まれたルキアは最後の手段として、本来は人間に与えてはならない死神の力の一部を一護に渡す。それ以来、一護は高校生活を送りながら死神代行として戦いの日々に身を投じていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓

 

 

60点
 

昨年、ありがたいことに「BRUTUS 2020年 11月15日号 No.927[映画監督論。」に寄稿することになりましてね。〆切が9月末だったので、「推したい監督=下村勇二さん絡みの未見作品をちゃんと観ておかねば!Σ(°д° ) クワッ!」と急いでNETFLIXで鑑賞いたしました。漫画の実写化は難しいですな… (´・ω・`) ウーン 僕的に本作は下村勇二さんが担当したアクションに期待していて、その点に関してはかなり頑張っていて感心しました。特にクライマックスの虚(ホロウ)との戦闘シーンは「刀を持った人間vs巨大生物」としては非常に良く出来ていたのではないでしょうか。あと役者さんたちもスゲー良かったですよ。

 

それと、主題歌が[ALEXANDROS]だったのはうれしかったです (´∀`) ウフフ

 

 

ただ、説明台詞は多めだし、終盤のドラマやらエピローグやらがとにかくダラダラダラダラ(中略)ダラダラダラダラしてましてね…。とはいえ、ある程度は原作漫画通りだったと思うので、ううむ、佐藤信介監督を責めるのも可哀相というか。なんかね、実写版「ジョジョの奇妙な冒険」の時のような漫画を実写に変換する難しさを感じましたよ(「体感時間の違い」と「続編ありきのドラマ作り」がキツい)。ラストは、白哉に殺されそうな一護を救うためにルキアは死神の力を奪って記憶を消すもモロに続きそうなムードで終わってましたが、興行収入がやばかったみたいなので、続編は作られないんでしょうな…たぶん。

 


<4本目>

モンスターズ

 

モンスターズ [DVD]

 

(あらすじ)
高校生による銃乱射事件が発生、2人の教師と8人の生徒が犠牲となる。復讐に燃える被害者の父親は護送中の犯人を誘拐し、砂漠の工場跡地に監禁。自らの手で死刑を執行しようとする。しかし、犯人には罪の意識も反省の色も無かった。犯した罪の重さ、奪った命の尊さを教えるため復讐の鬼は、拷問と暴力による恐怖の教育を始める…。(以上、amazonより)

予告編が見当たらなかったので(汗)、代わりに「サムライ・アベンジャー/復讐剣 盲狼」の予告編を貼っておきますね↓

 

 

70点
 

昨年、ありがたいことに「BRUTUS 2020年 11月15日号 No.927[映画監督論。」に寄稿することになりましてね(2回目)。〆切が9月末だったので、「推したい監督=光武蔵人さんの未見作品をちゃんと観ておかねば!Σ(°д° ) クワッ!」と急いでDVDを購入→鑑賞いたしました。ちょっと物足りなかったカナー (´∀`;) ハハハ いや、決して悪い作品ではないものの、「サムライ・アベンジャー 復讐剣 盲狼」とか「Karate Kill カラテ・キル」とか「女体銃 ガン・ウーマン」級を期待しちゃってただけに、少し拍子抜けしてしまったというか。ただ、低予算の密室スリラーとして普通に面白いし、購入したソフトに短編映画が2本収録されていた(しかもどちらも「こういうの好きなんだな」感が溢れてた)のはスゲーうれしかったです (°∀°)b ヨカッタ! 一応、最後の展開を書いておくと、被害者の父親は反省した犯人を射殺すると、本人も自殺して終わってました。

 


<5本目>

アポストル 復讐の掟

 

 

(あらすじ)
1905年。トーマスは身代金目的でカルト教団に誘拐された妹を救うため、信者を装って孤島へ潜入する。その教団は、預言者マルコムによる指導のもと凄惨な拷問や処刑を繰り返していた。自らも命の危機にさらされながら、妹の行方を捜すトーマスだったが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓

 

 

70点
 

昨年、ありがたいことに「BRUTUS 2020年 11月15日号 No.927[映画監督論。」に寄稿することになりましてね(3回目)。〆切が9月末だったので、「推したい監督=ギャレス・エヴァンスの未見作品をちゃんと観ておかねば!Σ(°д° ) クワッ!」と急いでNETFLIXで鑑賞いたしました。まぁ、ガッツがあって良かったです (´∀`) マァマァ 正直なところ、あの傑作「ザ・レイド GOKUDO」を撮ったギャレス・エヴァンス監督作にしては、ゴア描写&アクション演出が思ったほど激しくなく斬新でもなかったので、ごめんなさい、期待はずれ感は強かったなぁと(予告編にあった「頭ドリル」もそれほどではなかった)。ハッキリ言って、同監督による「V/H/S ネクストレベル」の短編「SAFE HAVEN」の方がはるかに面白かったです。

 

でも、「信仰を失ってやさぐれた元宣教師がさらわれた妹を救うため、カルト教団の島に潜入する」というストーリーは好みだし、主演のダン・スティーヴンスはカッコ良いし、「カルト教団は本物の女神を隔離していた」というオカルト展開も愉快だったし、何よりも指を失ったり重傷になったりしても心が折れず、ガッツで敵に立ち向かう主人公の姿勢に好感が持てたというか。妹を救いつつも死にかけた主人公に焼け死んだハズの女神の「自然の力」が発動するラストも良くて、トータルすると嫌いじゃない作品でしたよ (o^-')b ヨカッタ!

 

何はともあれ、なんとなく「V/H/S ネクストレベル」の予告編を貼っておきますね↓

 

 

 

 

結局、2020年9月に観たDVDやら配信作品やらは合計5本だったんですけど、「鬼滅の刃」「ザ・ボーイズ」「妖怪人間ベラ Episode0」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」といったアニメやドラマを観まくった割には結構鑑賞してた印象。ただ、「これを観てッ!m9`Д´) ビシッ」と熱く推したくなるほどの作品はなかったかなぁ。以上、2020年9月に月観たDVD&配信等の覚え書きでした。ではでは~。