2020年7月に観たDVD&配信等の覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2020年7月に観たDVD&配信等の覚え書き

※今回の記事は、「ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」「アヴェンジメント」「2バッドガイズ」のネタバレに触れているので、気をつけて!

 

毎月の恒例記事ということで、例によって遅くなりましたが、「先月観たDVD&配信等の感想」を適当かつ雑にアップしておきますね↓

 


<1本目>

ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから

 

 

(あらすじ)
アメリカの田舎町で暮らす中国系の女子高生エリー(リーア・ルイス)は、内向的な性格で周囲となじめずにいた。頭脳明晰な彼女は、同級生の論文を代筆して小銭を稼いでいる。そんなある日、エリーはアメフト部の男子ポール(ダニエル・ディーマー)からラブレターの代筆を頼まれるが、その相手は彼女が密かに想いを寄せる美少女アスター(アレクシス・レミール)だった。1度は拒否するエリーだったが、家庭の事情でお金が必要になり、仕方なく代筆を引き受ける。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓

 

 

98点
 

尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「めちゃくちゃ面白い!」と褒めていたり、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」で宇多丸師匠と宇垣美里アナが絶賛してたりと、とにかく評判が良かったし、ちょうどNETFLIXに加入していたので、いそいそと観てみたんですが、超素晴らしい青春コメディ映画でしたヨ… (ノω・、) グスン 最初は「どうせ『シラノ・ド・ベルジュラック』の現代版ってことなんでしょ?┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」なんて舐めてたんですけど(「シラノ・ド・ベルジュラック」も良い話ですが)、そんな僕の予想をはるかに上回ったというか。なんて言うんですかね、今どきの「ポリティカル・コレクトネスに配慮しつつ、わかりやすい悪役を設定しない作劇」って、たまに不自然さ感じて萎えたりもするんですが、僕的に本作はその違和感が全然なくて、とても楽しく&気持ち良く観られたのです。

 

アリス・ウー監督のインタビュー動画を貼っておきますね↓ この人の他の作品も観たくなりました。

 

 

大好きだったのはポールがエリーに指導されて特訓するシーンで、僕も初めて恋をした高校2年生から体を鍛えたり、勉強するようになったりしたので、かなり感情移入して観ちゃいましたよ…(しみじみ)。もうね、役者さんたちも全員素晴らしかったし(エリーの父親役のコリン・チョウがまた最高!)、本当に褒めるところまみれであり、長くなっちゃうのでいろいろと割愛しますが、今年観た青春映画では一番好きだったり (´∀`=) ウフフ 一応、オチを雑に書いておくと、ポールはアスターではなくエリーを好きになってしまったものの、エリーはアスターが好きだということがバレてしまい、アスターもポールがエリーを好きだということを知ってしまって、「あーだ!川 ゚д゚)」「こーだ!(´Д`;)」「そーだ!m9`Д´し ビシッ」って感じで揉めるんですけれども。教会での告白合戦を経て、エリーがアスターにキス!川`3´)(´ε`し チュー 列車に乗って旅立つエリーをポールがダッシュで見送ると(ここ、伏線もあって目がもげるほど泣く場面!)、エリーが「とは言え、これもまた人生の1ページなのね 川´_ゝ`) ナノネ」ってムードで終わってたんじゃないかしらん。

 

役者さんたちはマジで良くて、 エリー役のリーア・ルイスとポール役のダニエル・ディーマー、可愛くて仕方なかったです。


アスター役のアレクシス・レミール(右)も素敵でしたね〜。

 

そして父親役のコリン・チョウのアグレッシ部な飛び膝蹴りも100点だッ! って、やだ、「導火線 FLASH POINT」が混ざっちゃった!(*ノ▽ノ) キャッ

ナイスな膝蹴り!

 


<2本目>

アヴェンジメント

 

 

(あらすじ)
金貸しを営む兄に裏切られ、地獄のような囚人生活を生き延びてきた男。母の見舞い中に逃亡した彼は、自分を殺人鬼にした者たちに仕返しすべく街へ舞い戻る。(以上、NETFLIXより)

予告編はこんな感じ↓

 

 

90点
 

1本目の「ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」を観て超テンションが上がって、「せっかくNETFLIXに加入しているんだから、ちゃんとオリジナル作品を観なくちゃ!(`・ω・´) キリッ」と心を入れ替えまして。これまた超評判の良い「タイラー・レイク 命の奪還」でも観ようかと思いきや、なぜかオススメにスコット・アドキンス主演の本作が上がってきたので、長い付き合い&同じジャン=クロード・ヴァン・ダムのファンとして「観てあげようカナー (・∀・) シカタナイナー」と鑑賞してみれば! たぶんスコット・アドキンス主演作史上、トップ級に好きな作品になったから、人生とは面白いもの、ですな(知った風な口調で)。監督は、アクションが大好きなジェシー・V・ジョンソンでございます。

 

お話は「格闘家の主人公が金のために兄の汚れ仕事を手伝ったら刑務所に入れられてしまい、口封じに命を狙われたので脱獄して復讐する」という実にシンプルなモノなんですが、「脱獄してパブに籠城した主人公が顛末を語る→過去の描写が始まる→真相が明らかになっていく」という構成になっているので、それなりに飽きないのです。で、何が面白いって、刑務所描写自体はそこそこ“リアル風”ながらも、スコット・アドキンスの身体能力&戦闘能力が無闇に高いので、劇中のフィクション・ラインが一気におかしくなる感じというか。B級アクション風味の「ブロンソン」といったテイストに仕上がっていたような気がしないでもない印象(自信なさげに)。

 

しかも、過去の描写にはもれなく格闘アクションシーンが盛り込まれているので(お礼参りに行った元刑事もちゃんとタイマンで応戦してくれる素敵な世界観)、まぁ、くどいと感じる人もいるかもしれませんが(汗)、僕はスゲー面白かったですねぇ… (´∀`=) コノミ 特に刑務所内でのバトル&特訓シーンが大好物でしたよ。一応、オチを書いておくと、「兄の裏の仕事(弱みを握った家族の全財産を巻き上げる)」を潰して、兄を始めとする悪党どもを皆殺しにすると、自分も死んだ風なムードで終わってましたよ、たぶん。ちなみに「ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼」というタイトルでDVDがリリースされているので、NETFLIXに加入してない人はそちらをチェックしても良いかもね。

 


<3本目>

2バッドガイズ

 

2バッドガイズ(字幕版)

 

(あらすじ)
フレンチ(スコット・アドキンス)はジムを経営しているが赤字が続いていた。運営費の補填の為に、組織のトミーの元で手伝いをすることに。一緒に働くパートナーのスー(ルイス・マンディロア)とタッグを組み、借金取りとして働き始める。組織から借りたまま返済しない若者や、返済せずに豪遊している富裕層など回収先は様々。取り立てが増すごとに体を張り、フレンチ達にも負傷が増えていく。とある回収先の親子に対して、フレンチ達は今までにない行動に出るのだったがーー。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓

 

 

60点
 

2本目の「アヴェンジメント」を観終わったら、オススメとして同じ監督&主演の本作が出てきたから、「観てあげようカナー (・∀・) シカタナイナー」と鑑賞いたしました。まぁ…嫌いではないかなぁ…(目を逸らしながら)。「経営不振の道場のため、借金の取り立てをすることになった格闘家フレンチが、ベテランの取り立て屋スーと組んで、様々なトラブルに見舞われる」というバディモノなんですが、そこはスコット・アドキンス主演作ですよ、もれなく格闘アクションが始まる仕様になってましてね(微笑)。リアリティ低めの「取り立てに行く→アクション」が何度も何度も繰り返されて、まぁ、くどいと感じる人もいるかもしれませんが(汗)、僕はスゲー面白かったですねぇ… (´∀`=) ヨカッタワー 基本的なことではありますが、フレンチが「総合格闘技の使い手」で、スーの方は「武器も使う元ボクサー」と、ちゃんとファイトスタイルが分かれているのも好感が持てましたよ。

 

こんな台詞が飛び出すほど、借金の取り立てに行くとバトルが勃発するのです。

 

ただ、映画の後半がちょっと… (・ε・) 「ギャングの大物バルボーサを怒らせた男を制裁する→でも実はギャングの愛人アマンダに原因があって、その男自体は超イイ奴(シングルファーザーで幼い娘がいる)」という状況になりまして。「ルイス・マンディロア演じるスーは白血病で幼い娘を亡くしたことでやさぐれていた→男の娘を見て良心を取り戻す展開(※「おとこのむすめ」であって「おとこのこ」ではないので注意!)」は何よりも大好物であり、ここまではスゲー燃えたんですが、しかし。ギャングのボスがいきなり刺客を送り込んで来るのが不自然だし、マンションで繰り広げられる銃撃戦が驚くほど安っぽいしと、一気にクールダウン。主人公2人が無惨に死んでしまうのに、ギャングの愛人がノホホンとサバイブするのも超不満だったし、最後の最後に「なんだかなー (・A・)」感が溢れる作品だった次第。

 

この展開自体は超好みだったのに…。ちなみにルイス・マンディロアは「クエスト」でヴァン・ダムと戦っております。

 

 

 

そんなワケで、7月に観たDVDやら配信作品やらは合計3本。そりゃあ前評判の高さ通りに「ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」は超素晴らしかったので、未見の人はぜひ観てほしいし、スコット・アドキンスとジェシー・V・ジョンソンを優しさで包めるアクション映画好きな方は「アヴェンジメント」をチェックしていただければと思います。以上、先月観たDVD&配信等の覚え書きでした。ではでは~。