2020年6月に観たDVD＆配信等の覚え書き

※今回の記事は、のネタバレに触れているので、気をつけて！

毎月の恒例記事ということで、例によって遅くなりましたが、「先月観たDVD＆配信等の感想」を適当かつ雑にアップしておきますね↓

＜１本目＞

（あらすじ）
学生時代、ド派手な武勇伝を残し学校を平定した不良の中で、本当の最強者は誰だったのか?  “伝説”と呼ばれた男たちが、真っ向勝負する大人気高視聴率TVファイトショー「伝説の拳」。ショーはハプニングを続出させ、観客を興奮の渦に巻き込んでいく。そして、話題の中に登場した３人のファイターに全国民の視線が集まる。優勝賞金2億ウォンを賭け、地上最大のファイトが、いま始まる!!（以上、huluより）

予告編はこんな感じ↓

85点

 

やらやらとタイトルが被る本作ですが（ちなみに両方ともブルース・リーLOVE映画）、かなり前、DVDがレンタル屋に並んだぐらいから気にはなっていたんですよ。で、エンタメ系暴力刑事ムービーの傑作を観てファン・ジョンミンのファンになった後、映画仲間のヴァン・ダムさんから「Netflixにありますよ」「たぶん三角絞めさんも好きですよ」と本作を勧められたので、「じゃあ観ようかな〜」と思っていたら、いつの間にか配信が終了していた…ってのが、確か2年前ぐらいの話。で、先日、なんとなく加入していたhuluで本作を見つけたので、いそいそと鑑賞いたしました。大好物でしたヨ (´∀｀=) ｳﾌﾌ　ちなみに監督はのカン・ウソクだったり。

鑑賞前は「どうせ『格闘家が娘のために一念発起してリングに上がる話』なのだろうよ ( ´_ゝ`) ﾔﾚﾔﾚ」と勝手に思い込んでいたんですが、確かにそういう要素はありつつも、それだけじゃなくて。ファン・ジョンミン演じる“元不良のシングルファーザー”イム・ドッキュが、お金目当てに日本で例えるところの“「THE OUTSIDER」の親父版”的な番組「伝説の拳」に出演したら、高校時代の友人たちとリングで再会することになり、現在パートと同時に「彼らの過去に何があったのか？」も描かれていくのです（の格闘技バージョンって感じ）。さらに「娘のイジメ問題」とか「元不良のヤンチャ自慢問題」とか「八百長を持ちかけられる問題」なども盛り込まれていて、実に見応えがありましたよ。ちょっと面白かったのが、主人公がグレるキッカケとなった「ソウル五輪出場権を賭けたボクシング試合」の八百長判定で、実際に起きた「ソウル五輪の『盗まれた金メダル事件』」とかを皮肉っているのかな…ってのは深読みですかね（だってカン・ウソク監督だし…）。

つーか、僕的にツボだったのが、有名になったドッキュが高校の同窓会に行くくだり。過去の自慢をしてると…。

同級生の1人が「過去のヤンチャ」をチクリ。

さらにもう１人が追い打ちをかけると…。

観て、この見事なションボリ顔！　ファン・ジョンミンの演技はいつだって100点、ですな (´∀｀=) ｽｷﾖ

とはいえ、まぁ、文句もあって。正直、153分は長いと思ったし（娘との仲違い設定は良いとしてもイジメ要素は不要だったのでは）、総合格闘技映画の名作の後に作られた作品にしては格闘技描写のリアル感が物足りなかったし（もっとトレーニングシーンもほしかった！）、ところどころのフィクション・ラインに乗れない部分もあったし、一旦受けた八百長を断る手順が雑に感じたし、厭な金持ち野郎ジノが厭な金持ち野郎のまま終わるのも残念でしたけど、トータル的にはとても満足いたしました  (°∀°)b ﾖｶｯﾀ!　一応、オチを書いておくと、賞金2億ウォンのトーナメント戦の準決勝、八百長を持ちかけてきたヤクザが推していた格闘家カメ（ソ・ボムシク）を死闘の末に倒すも、ドッキュは「友だちとは戦いたくない」と決勝戦を棄権。友人のサンフン（ユ・ジュンサン）が優勝してなんとなく丸く収まる中、イジメに立ち向かう勇気をゲットした娘スビン（チウ）とキャッキャしながら帰宅してましたよ、たぶん。

本作では“第三の男”であるシン・ジェソク（ユン・ジェムン）もカッコ良かったですな。

そしてベタですが、“最初は対立しているけど和解する娘”は超ストライクでしたね… (ｉДｉ) ｲｲﾑｽﾒﾀﾞﾅｰ

そんなワケで、プロインタビュアーの吉田豪さんのツイートをキッカケに、プロレスドキュメンタリー「ダークサイド・オブ・ザ・リング」を一気に観てしまったのもあって（汗）、6月に観たDVDやら配信作品やらはの1本だけでございます。やが好きだったり、ファン・ジョンミンのファンだったりするなら、高確率で満足すると思いますぞ。以上、先月観たDVD＆配信等の覚え書きでした。ではでは～。