2019年5月に観たDVD等の覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2019年5月に観たDVD等の覚え書き

※今回の記事は、「インパクト・クラッシュ」「告発のとき」「シークレット・アイズ」のネタバレに触れているので、気をつけて!

毎月の恒例として「5月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓



<1本目>
インパクト・クラッシュ




(あらすじ)
バングラデシュ独立戦争によって東パキスタンの難民がインドに流入し、パキスタン・インド間の緊張が高まる中、パキスタン海軍は潜水艦ガーズィーにベンガル湾への出撃を命じる。同じころ、ガズィー出撃の情報を入手したインド海軍東部司令部では潜水艦S21に索敵を命じるが、ランヴィジャイ・シン艦長の暴走を危惧したナンダ大将とラマン中将は監視役としてアルジュン少佐を同行させる。ガーズィー艦長ラザクは攻撃目標の空母ヴィクラントを発見できなかったことからヴィシャーカパトナム攻撃を決断し、インド海軍の注意をそらすため商船を撃沈する。商船の撃沈を察知したS21は沈没地点に向かい、アルジュンは生存者の東パキスタン難民アナンヤと少女を救助する。ランヴィジャイはガーズィーの追跡・撃沈を命じるが、司令部の待機命令を遵守するよう求めるアルジュンと口論になる。ガーズィーの行動を陽動だと見抜いたランヴィジャイはヴィシャーカパトナム方面にS21を向かわせ、ガーズィーを不意打ちする。ランヴィジャイは限界深度を超えてS21を潜航させ攻撃態勢を取ろうとするが、反発したアルジュンはS21を浮上させようとして一触即発となるものの、デーヴラージ副長の仲裁で事態は収束する。アルジュンはランヴィジャイの独断専行を容認するデーヴラージに詰め寄るが、彼からランヴィジャイの息子が第二次印パ戦争の際、司令部の待機命令を遵守したためパキスタン軍の奇襲を察知しながら攻撃できず戦死していたことを聞かされる。ランヴィジャイの独断専行の真意を知ったアルジュンは、彼の指揮に賛同するようになる。S21はガーズィーを追跡するが、ラザクが仕掛けた機雷の罠にかかり爆発してランヴィジャイが死亡する。重傷を負ったデーヴラージから指揮権を委ねられたアルジュンは乗組員たちを鼓舞してガーズィーの撃沈を命じる。機雷の爆発で浮上と潜航しかできなくなったS21はガーズィーからの魚雷攻撃を避けつつ魚雷の射程内に誘い込み、艦首側に回り込んできたガーズィーに魚雷を発射し、撃沈に成功する。ガーズィーを撃沈したS21は海面に浮上し、駆け付けたインド海軍の駆逐艦に救助される。 (以上、Wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




80点


愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の2月8日の放送にて、“ヌイ・グル”として知られる三宅隆太監督が紹介してましてね。5月上旬、近所のTSUTAYAに行ったら置いてあったので、レンタル視聴いたしました。「ストレートに面白い!Σ(゚д゚ )」と思ったり。密室空間での緊迫した会話劇に、「深く潜ると洗濯物を干すヒモが弛む」といったトリビア描写、「浸水して大変!(´Д`;)」的な展開、そして男気溢れる熱い(熱い)ドラマなどなど、楽しめる要素がスゲー多くて。もしテレ東の「午後のロードショー」で放送されたら、間違いなく洗濯物を畳む手が止まるレベルの面白さは保証されているんじゃないかしらん(わかりにくい例え)。

ハッキリ言って、僕はまんまと製作者に乗せられたというか(微笑)。序盤は潜水艦S21のシン艦長があまりに攻撃的だからマジでイライラしていたにもかかわらず、デーヴラージ副長による「命令に従ったために艦長の息子が死んだ」なんてエピソードを聞いた0.05秒後には「魚雷、発射すべし!m9`Д´) ビシッ」派にフォームチェンジしていたし、機雷により艦長が死亡→指揮権を引き継いだヴァルマー少佐の鼓舞により、全員で「我らがインドよ!」なんて歌い出したあたりは、すっかり「パキスタンをやっちまえ!ヽ(`Д´)ノ」気分になっていたというね(ちなみに主人公ヴァルマーを演じたのはあのラーナー・ダッグバーティ)。最後、「ヴァルマーが浸水したエリアに入って魚雷を直接発射する」というくだりが現実的に可能なのかはわかりませんが(汗)、まぁ、楽しかったです (・∀・) ヨカッタ!

副長の話を聞いて、艦長を見る目がガラリと変わった…という驚くほど単純なアタシ。




<2本目>
告発のとき




(あらすじ)
2004年の11月1日、ベトナム戦争にも従軍し軍警察を退役して隠居生活をしていたハンク・ディアフィールドの元に、軍に所属する彼の息子マイクがイラク戦争から帰還して間もなく無断離隊し、現在行方不明であるという連絡が入る。息子を信じながらも不審を抱くハンクは、配属されていた部隊のある基地へと向かう。だが、マイクの行方に関することは一切判明せず、その捜索について軍関係者や地元警察はまともに取り合ってくれなかった。途方に暮れる彼だったが、女性刑事のエミリー・サンダースが協力を申し出てくれたため、彼女にかすかな期待を寄せる。しかし、その期待は無残に裏切られてしまう。マイクが切り刻まれた焼死体で発見されたというものだ。息子の死に絶望するハンクではあったが、軍と警察との曖昧な管轄権の立ちはだかる中、エミリーの助力も得て死の真相を究明しようと行動を起こす。軍側はマイクが麻薬を常用していたことから、薬物取引のトラブルで売人らに殺害されたのではないかとの見方を示すが、ハンクは自らの軍警察での経験を活かし、マイクの殺害現場を特定しただけでなく、同じ部隊の兵士らの証言の嘘を見抜いた他、軍がハンクに隠していた無許可離隊している兵士の存在に気付くなど、独自の捜査を進める。しかし、いずれも事件の真相を暴くまでには至らなかった。捜査が行き詰まる中、マイクの同僚の1人ボナーが首つり自殺する。これにより、ボナー単独による犯行との見方が強まるが、エミリーがマイクのクレジットカードの最後の利用時のサインが別の同僚ペニングのものであることに気付いたことで、マイクの同僚兵士3人(ペニング、ボナー、ロング)による犯行が明らかになる。ところが、ペニングとロングの自供を得た軍は彼らを警察に引き渡さずに、軍の内部で処罰することを決める。納得が行かないエミリーは軍側の担当者であるカークランダー軍警察警部補を半ば脅迫する形で強引にペニングを引きずり出し、ハンクの前で真実を語らせる。ペニングはマイクを殺害し、切断の上、焼いた経緯を淡々と語る。些細な理由でマイクが殺された事実とともに、イラクでの異常な体験が彼らのまともな人間性を完全に失わせてしまっていたこと、それはペニングたちだけでなく、マイクも同じであったことを知らされたハンクは、戦場からのマイクの助けを求める電話にただ「しっかりしろ」と言うだけで気遣ってやれなかったことを悔やむ。帰宅したハンクは、マイクが生前にハンクに贈るはずだった古びた星条旗を見つけると、その星条旗を役場の旗竿に「救難信号」を意味する逆向きに掲げる。 (以上、Wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




80点


今、取引先に映画好きな方がいるんですが、その人と話していたら本作を薦められましてね。ちょうど“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”にあったので、なんとなく観てみました。「これは…キツいわぁ… (´Д`;) イヤン」と思ったり。もうね、「自分の息子(軍人)が失踪した事件を追う」って話だから、「戦争で頭が変になっちゃった仲間たちに殺されちゃったのかな?」的な予想をしてたんですよ。で、案の定、そういう流れになるんですけど、「実は息子も人間性を失っていた」「あだ名が『ドク』だったのは、負傷した敵兵を手当する振りをして傷口に指を突っ込んで拷問するのが得意だったから」という非常に厭な要素がプラスされていたから、マジかと ('A`) ウヘェ

なんて言うんですかね、親の立場からすると、自分の子どもが殺されるのは超ヘビーだけど、心が壊れて邪悪な行動をしちゃうのも最悪じゃないですか(「葛城事件」とか)。それを合わせ技にしてくるとは、さすがは「ミリオンダラー・ベイビー」なんて鬱映画の脚本を書いたポール・ハギス監督だなぁと。あと、トミー・リー・ジョーンズが素晴らしかったのはもちろんのこと、事件を捜査することになるシャーリーズ・セロンがまた最高でしてね…(しみじみ)。アホで差別的な上司に対して皮肉で対抗する姿勢がカッコ良かっただけでなく、あの「妻(ゾーイ・カザン)からの深刻な相談にお役所仕事な対応をしたら、旦那(軍人)に殺されちゃった!Σ(゚д゚;し ナンデスト!」って時の演技は100点でしたよ。

殺された妻を演じたのは才女ゾーイ・カザン。見事な死体っぷりですな。


そして泣くシャーリーズ・セロン! 後ろにいるクソ上司すらも同情的なのも良いのです。




<3本目>
シークレット・アイズ




(あらすじ)
元FBI捜査官レイ・カステン(キウェテル・イジョフォー)は夜ごとパソコンに向かい、アメリカ中の受刑者の写真を調べていたが、どうしても見つけられない男がいた。13年前の2002年、9.11アメリカ同時多発テロ事件の衝撃からロサンゼルスの検察局に設置されたテロ対策合同捜査班に、現役FBI捜査官だったレイはニューヨークから派遣された。そこで検察局捜査官ジェス・コブ(ジュリア・ロバーツ)とコンビを組み、さらにエリート検事補のクレア・スローン(ニコール・キッドマン)も加わる。捜査チームがアル・アンカラ・モスクの監視を続けるなか、モスクの隣の駐車場から女性の死体が発見され、レイはチームのシーファート(マイケル・ケリー)、バンピー(ディーン・ノリス)と現場に向かう。そこで、シングルマザーのジェスの娘キャロリンの変わり果てた姿を見て、レイは言葉を失くす。ジェスとは親友でもあり、キャロリンを娘同然の存在に思っていたレイは、必死で手掛かりを探す。そして、捜査課のピクニックの時の写真で、キャロリンを見つめる不審な男に気づく。男はモスクに出入りしていると判明するが、まもなく逮捕されたのは別人だった。そして、FBI内部の事情により、容疑者は釈放されてしまう。あれから13年が経ち、遂にレイは受刑者の写真から容疑者を見つけたと確信し、検事になったクレアと捜査主任に昇格したジェスを訪ねる。罪悪感に苦しみ続けたレイの執念が実り、とうとう容疑者逮捕への手がかりを見つけるが、事件の解決に近づくうちに思いもよらない現実が立ちはだかる……。 (以上、MovieWalkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「告発のとき」と同じく、仕事関係の映画好きの方に薦められたので、Amazonビデオにてレンタル視聴いたしました。「そうそう、こんな話だった!(・∀・)」と思いましたよ。本作はアカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」のハリウッド版であり、一応、2010年の日本公開時に劇場で観ていたんですけれども。あまりの鳥頭振りに「天空の神ホルスの化身では?」と崇められそうな僕ですよ(苦笑)、案の定、内容をうろ覚えだったので、予想がつかない展開にハラハラさせられた上に、実際にそのシーンになってみると「そういえばこんな感じだった!」という記憶が蘇る楽しさもあって、一粒で二度美味しかった…って、伝わるでしょうか。

キウェテル・イジョフォーにジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマンという三大スターを起用した豪華さはオリジナルより好みでしたね。特にニコール・キッドマンがレイプ殺人犯マーティン(ジョー・コール)を挑発するシーンはお見事でした。「ブレイキング・バッド」のディーン・ノリスが出てたのもうれしかったですよ。オリジナルと違うところでは、犯人を逮捕できない理由が「対テロ戦争における情報屋だから」に変わっていたのは良いんですけど、とは言え、さすがにレイプ殺人犯を無罪放免にすることはないんじゃないかなぁ(しかも捜査官の娘が被害者なのに)。あと、「実は13年前に犯人を拉致して、ずっと監禁してた」というオチは一緒ですけど、最終的には殺すことで救いを与えちゃうあたりは、アメリカっぽいような気がしました。ちなみに本作もオリジナル版も「主人公が女性検事(人妻)に惹かれる」要素はどうでも良かったです (°∀°)b ドウデモヨカッタ!

この2人の恋愛要素は、あまり興味がなかったカナー (・ε・) ウーン




その他、“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”にて、先月に続いて「おそ松さん」を観ちゃったのもあって、今月のDVDなどで観た作品は合計3本であり、3本とも“そのジャンル”に興味を持つ人にはオススメでございます。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。