私は、「右だ」「左だ」や、「保守だ」「革新だ」といった議論がキライ。20年前に終わった55年体制の話をいつまでやってるの?、というのが私の本音です。この用語を使う人に「その定義は何?」と聞いて満足な定義が帰ってきたことはほとんどありません。実態を正面に見据えたリアリズムに立つこと、これが私のスタンス。

 ということもあり、年内策定予定の「新・防衛大綱」の議論は極めて大切だと思っています。日常生活に直接関連する話ではありませんが、軍事の問題が、外交を揺るがし、経済に影響することによって日常生活に波及することは、昨今の状況でも明らかだと思います。

 今日は、新・防衛大綱に向けた党内議論の最終。この会合のためだけに国会に行くことになりましたが、ここまでほぼフル出席で来たので今日は奮起。既に私の意見はその場での発言やメモでの提出をしてきており、最終の文案にも入れ込んであるため、今日は発言なし。

 報道では若干面白おかしく「民主党は右と左がまとまるのか?」といった論調がありましたが、基盤的防衛力構想からの転換、PKO派遣等の未整備法制への対応、インテリジェンス機能の向上など、いい形でまとまったと思います。

 ちょっとだけ国会の自室に寄ると、来年度の税制改正にむけた要望を持った来客が立て続けに数件。次の予定があるため、30分そこそこで自室を後にし、丸ノ内線へダッシュしました。