こんにちは
5月後半から6月にかけて
神谷オフィスにとっては緊迫した
1ヶ月でした
神谷先生が仙人の村から帰国の途につくため下山した
まさにその瞬間
1本の電話が携帯にかかってきたのです
皇居もほど近い大手企業に勤める若者の親御様から
お子様の安否確認と捜索を求める緊急の電話です
聞いてみると
出社せず
電話にも出ないこの若者を心配して
上司が社宅である本人のマンションを訪れましたが
呼び鈴にも出ず
止むなく管理会社から鍵をかりて
中に入りましたが見当たらないのです
会社からはその2、3日後に
親御様にこの若者が出社せず
「安否が気遣われる」との説明を受け
上京して会社からの説明を聴くべく
準備をしているところとのこと。
この説明を聴いた瞬間
神谷先生は親御様に
「会社ではなく直に、真っすぐにマンションの自宅に向かって下さい。
そして部屋に入った後、すぐにまた電話を下さい」と指示。
当初、会社の上司からの説明からはそれ程のこととは思わず
まず会社に向かう予定だった親御様は
これを受けて翌朝直に飛行機に乗り
直ちにマンションへと向かいました。
マンションに到着しましたが部屋の鍵が無いため
管理会社に事情を説明して部屋を開けてもらおうとしましたが
会社の借り上げのため
会社の許可がないと開けれないとのこと。
しかしその日は土曜日で
会社は休みです。
そこで神谷先生に再度電話すると
「交番のおまわりさんの立ち会いのもとでも構わないので
管理会社を説得して直に鍵を開けてもらって下さい」と指示。
やがてお巡りさんと一緒に管理会社の人が現れ
部屋の鍵を開けてくれました。
ワンルームのマンションです
キッチンを通り
さして広くもない部屋に入るとすぐ机の上に
一葉の手紙が置いてあるのが目に入りました
それを見て
親御様は愕然としました!
遺書でした!
お巡りさんもそれを目にします。
親御様は辺りもはばからず
咆哮するように
そして呻くように号泣しました。
一気に事態は緊迫しました
そこから直に警察署へと急ぎ移動し
緊急の捜索の手配をしてもらうことになったのです
明日に続きます。