2024年 お彼岸 春 | デンタルケア神谷町の独り言 φ(.. ) Deep breathing of dental care Kamiyacho

デンタルケア神谷町の独り言 φ(.. ) Deep breathing of dental care Kamiyacho

2012年7月よりスタートしました当院ブログ!!これからも歯科の豆知識から雑学!!スタッフの小言などジャンルを問わず気まぐれに記載していきますのでどうぞよろしくお願いします(^ ^)/

本日より春のお彼岸ですね!「お彼岸」は、サンスクリット語の「パーラミター」が語源と言われています。「パーラミター」とは「完成する、成就する」という意味ですが、仏教の概念として用いられる場合、欲や煩悩、苦しみに満ちた輪廻の世界から解脱し、迷いのない悟りの境地に達することを表し、これを音写したものが般若心経にある「般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)心経」の部分のようで、この悟りの境地「パーラミター」を川を挟んだ向こう岸、すなわち「彼岸」に例えたのが日本の「お彼岸」のようで、反対に私達の生きる煩悩の世界はこちら側の岸「此岸(しがん)」と呼ばれ日本古来の自然観や先祖崇拝の影響から亡くなった家族やご先祖は迷いのない「彼岸」へと渡り、時々私達の生きる此岸に姿を現すと考えられ春分の日と秋分の日は、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり彼岸と此岸(あの世とこの世、すなわちご先祖と私たち)とが交流しやすいと考えられてきたようです。またお彼岸でお馴染みのオハギとボタモチ!これにも日本古来の自然観があって、実は同じお菓子ですが呼び方が違うだけなんです。両方ともお彼岸にいただく事が多いですが春のお彼岸の時期は牡丹の花の季節になります、なので季節を感じるボタンからボタモチと呼ばれ、秋のお彼岸は萩の季節でもあるのでハギからオハギと呼ばれるようになったようです。昔は自然やその力が強く意識されていたようで生活の中でも常に自然界を意識する事がおおかったようですね、現代ではなかなか自然を感じるという事は少なくなっているように思いますが心のどこかで自然を意識し感謝していけたらいいとおもいます。皆さんにとって大切な一週間でもあるお彼岸。。沢山のおもいとともに是非手をあわされてください!