歯医者さんの豆知識:タバコをやめたい..でもやめれない..どうしたらいい?? | デンタルケア神谷町の独り言 φ(.. ) Deep breathing of dental care Kamiyacho

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2012年7月よりスタートしました当院ブログ!!これからも歯科の豆知識から雑学!!スタッフの小言などジャンルを問わず気まぐれに記載していきますのでどうぞよろしくお願いします(^ ^)/

現代社会で健康を考えた時、受動喫煙も含めタバコが思い浮かびます!!歯科領域でも注意しなくてはいけない点がいくつかありますので挙げてみます。
 
☆歯周病のリスクが上がる
・タバコを吸うと血管が収縮する働きがあり歯茎に血液があまりいかなくなり栄養不良になる。
・歯肉が繊維化が進んで白血球が少なくなって歯周ポケット内で炎症を起こす。
・歯茎が硬くなり血も出にくくなるのでパッと見何の問題もないように見える隠れ歯周病になる。
・ニコチンは歯の根の表面と結合しやすい性質があるため歯周病の治療をしてもまたすぐ沈着して後戻りする。
・免疫力も低下し歯周病を悪化させる。
 
☆歯茎の色が黒ずんでくる
・タバコが原因で歯茎にメラニン色素が沈着する。
(※たばこによる歯の着色は受動喫煙で周りの人もなります。)
 
☆ヤニ汚れ
・清潔感、印象に影響。
ヤニのもとであるタールの付着で歯がざらつき歯石も形成しやすく、汚れも残るので虫歯にもなりやすい。
 
☆口腔がん
・タバコを吸うと口の中に癌ができやすくなるって知ってました?「非喫煙者の6倍の確率で前癌状態の白板症が起こる(※口腔がんが発生する最大のリスクファクターは喫煙で喫煙者の口腔がん発生率は非喫煙者に比べ約7倍も高く死亡率は約4倍も高いと報告されている。)
 
☆口臭
・タバコに含まれるニコチンにより血液の循環機能が低下、唾液の分泌が減り唾液が少なくなるとお口の中の菌が繁殖しやすくなって口臭のもとになってしまいます。またタバコに含まれるタールが歯や歯垢・歯石に付着することで口臭のもとにもなります。
 
☆今さらだけどどうすればいい?
禁煙する事が一番の予防です、少し前だとニコチン入りタブレットやパイポなどが流行して病院の禁煙外来なども目立っていましたが中々難しいですよね。。そこで禁煙を目指している人に向けたタバコを紹介したいと思います。
 
① -Luck...
フィルターの長さがバラバラで、ロシアンルーレットをするようにタバコを1本引き抜く。
② -Sharing
タバコにミシン目が入っていて、中央で2つに分けることができ、喫煙量も半分になる。
③ -Trace
タバコはそれぞれナンバリングされている。ポイ捨てした際に、吸い殻から誰の仕業かわかるという仕組み。
④ -Day
箱に月が記され、そのなかのタバコには日にちがエンボス加工されている。
 
◎歯科での対応は?
ヤニ汚れの落とし方:黄ばんだヤニは、超音波を使ったクリーニングである程度落ちますが、歯と歯の隙間に入ったヤニはなかなか取れませんが「フロー」という着色除去用の器具などを使うと比較的綺麗に除去できます。
 
◎歯ぐきの黒ずみの治し方:「ガムピーリング」と言う、レーザーやエタノールなどの薬剤を使ってメラニンを除去します。(※個人差がありますが1~2週間できれいになります。)