皆さんは、錯覚という言葉を聞いてどのようなイメージをうかべますか?今日は錯覚について考えたいと思います。錯覚とは、人が見たり聞いたりした情報が実際とは違って知覚される現象をいい脳が大きく関係しているといわれています。目で確認できるもの音に対するものなど色々ありますよね、では夏の風物詩でもある風鈴を思い浮かべて下さい。「♪チリン♪チリン」どうですか!!その涼しげな音色を聴くと暑さが和らいだような気がしませんか?これは風が吹いている=涼しいと脳が錯覚し神経からの指示により気温が下がったように感じたり体表面温度が下がったりする仕組みからなのです!歯科診療でも沢山の錯覚が考えられますよね、その補助として当院では医院の雰囲気、壁紙、熱帯魚、香り、音楽、季節の飾りつけ、など色々な工夫をして歯科診療に対する恐怖を軽減し緊張が和らぐように努力し、それにより脳の錯覚を期待しています。歯科診療が大好きという方は少ないですよなので、気がつけば診療が終わってるなんてとても良いと思います。なので脳の“うっかり”は決して悪いことばかりとは限らないのです!!