デンタルケアグッズの中で最も身近な歯ブラシ。皆さんはどのような歯ブラシを使っていますか？10〜60代の男女1,200人を対象に「歯を磨く時に使用するアイテム」についてアンケート調査を行ったところ、圧倒的に主流なのは、やはり手で磨くタイプの歯ブラシでした。しかし、その割合は年々減少する傾向にあります。その一方で、利用者が増えているのが電動歯ブラシです。今では広くその存在を知られるようになった電動歯ブラシですが、一度も使ったことがないという方は意外と多いはずです。そこで今回は、電動歯ブラシの特徴や魅力、おすすめの商品をご紹介します。
＜＜電動歯ブラシってどんなもの？＞＞
電動歯ブラシは、歯ブラシそれ自体が動いて歯垢を落としてくれます。手磨きの歯ブラシの場合、手の動かし方や歯ブラシを当てる角度などといったテクニックの差が仕上がりに大きく影響しますが、電動歯ブラシは、そうしたテクニック不足も補ってきれいに汚れを落としてくれます。また、電動歯ブラシの中には、音波や超音波を発するものもあります。一口に電動歯ブラシと言っても、3つのタイプに分かれるのです。
【電動歯ブラシ】
電動で歯ブラシが小刻みに振動し、細かく手を動かさなくても歯の汚れを落としてくれます。ブラシが回転 するものもあり、これも歯に当てるだけできれいに磨き上げてくれます。
【音波ブラシ】
【音波ブラシ】
振動することに加えて音波も発生させ、汚れにダブルでアプローチします。音波自体が汚れを落とすといった直接的な効果はありませんが、音波の振動が高速の水流をつくることで汚れを洗い流します。
【超音波ブラシ】
【超音波ブラシ】
名前のとおり、音波ブラシの音波が超音波になったものです。ただ振動が小刻みすぎるため、毛先がほとんど動いていないような印象を受けるかもしれません。純粋な超音波ブラシは普通の歯ブラシと同じく手を動かす必要があります。そのため最近では、超音波＋電動といった商品が中心となっているようです。超音波が非常に細かい振動を起こすことで歯の汚れの中に潜んでいる細菌 に働きかけることで、細菌同士のつながりを分解し、除去します。3つの中で最も歯垢を落とす能力が高いことが特徴です。
製品ごとに差があるので一概には言えませんが、超音波歯ブラシ・音波歯ブラシ・電動歯ブラシの順で歯垢除去能力が高いと考えて良いでしょう。
相場は超音波歯ブラシが20,000円を超えて最も高く、音波歯ブラシは10,000〜20,000円程度となっています。電動歯ブラシは、安いものでは1,000円以下から購入できますが、振動の回数などによっては10,000円程度するものもあります。
＜＜電動歯ブラシの魅力とは？＞＞
電動歯ブラシの魅力は、手磨きに比べて短い時間で汚れを落とせる点にあります。時間がない朝などには特に重宝するでしょう。さらに、歯がツルツルになる仕上がりには多くの方が驚かれます。
また、先にも触れたとおり、電動歯ブラシはテクニックいらずで歯垢をきれいに落とすことができます。そのため、小刻みに手を動かすことが難しいお子さんやお年寄りにもぴったりです。また、歯磨きの際につい力が入りすぎてし まう方、矯正をしていて汚れが溜まりやすい方にもおすすめです。
＜＜お薦めの電動歯ブラシ＞＞
ここからは、おすすめの電動歯ブラシを3つピックアップしてご紹介します。ぜひ、あなたのお気に入りを見つけてください。
【ソニッケアー ダイヤモンドクリーン HX9308/80（株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン）】
【ソニッケアー ダイヤモンドクリーン HX9308/80（株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン）】
http://www.sonicare.jp/products/diamondclean/hx9308_80/
歯科医師や歯科衛生士といったプロからの評価も高い、超音波歯ブラシです。歯だけでなく、歯茎や舌のケアもでき、頑固な着色汚れを落として歯を白くする機能も兼ね備えています。価格は高めですが、とにかく効果にこだわりたい方にはおすすめです。
歯科医師や歯科衛生士といったプロからの評価も高い、超音波歯ブラシです。歯だけでなく、歯茎や舌のケアもでき、頑固な着色汚れを落として歯を白くする機能も兼ね備えています。価格は高めですが、とにかく効果にこだわりたい方にはおすすめです。
【音波式電動歯ブラシ HT-B312 メディクリーン（オムロン株式会社）】
http://www.healthcare.omron.co.jp/product/ht/ht-b312.html
1本で多様な磨き方ができることが最大の特徴です。振動の種類は3つあり、歯茎や磨き残しが多くなりがちな奥歯などを集中的にケアすることもできます。また、ブラシが4種類あり、自分に合ったものを選んだり、磨く部分によって使い分けたりできるのも魅力です。
1本で多様な磨き方ができることが最大の特徴です。振動の種類は3つあり、歯茎や磨き残しが多くなりがちな奥歯などを集中的にケアすることもできます。また、ブラシが4種類あり、自分に合ったものを選んだり、磨く部分によって使い分けたりできるのも魅力です。
【音波振動ハブラシポケットドルツ EW-DS1A（パナソニック株式会社）】
http://panasonic.jp/teeth/products/EW-DS1A.html
かわいらしいデザインとコンパクトなフォルムが人気の「ポケットドルツ」は、携帯用歯ブラシにぴったりです。ランチ後の歯磨きにきっと活躍してくれます。なお、こちらはアシスト型の電動歯ブラシで、手磨きタイプと同様に、手を動かしながら磨きます。もちろん歯ブラシ自体は振動しますが、振動数が多くないので、「手磨きを補助してくれるアイテム」と考えると良いでしょう。
かわいらしいデザインとコンパクトなフォルムが人気の「ポケットドルツ」は、携帯用歯ブラシにぴったりです。ランチ後の歯磨きにきっと活躍してくれます。なお、こちらはアシスト型の電動歯ブラシで、手磨きタイプと同様に、手を動かしながら磨きます。もちろん歯ブラシ自体は振動しますが、振動数が多くないので、「手磨きを補助してくれるアイテム」と考えると良いでしょう。
※ 日本の20〜69歳の人口における電動歯ブラシの普及率は、2011年の段階で17％とまだまだ少ないのが現状です。これに対し、世界各国の普及率を見てみると、アメリカ24%、イギリス38％、なんとドイツでは44％にも上っています。日本はしばしば歯の健康維持に対する意識が低いと言われますが、こんなところにもその差が表れています。メリットだらけの電動歯ブラシ、使わなくてはもったいない！ 皆さんもこの機会にお気に入りの電動歯ブラシ を見つけて、ぜひ毎日の口腔ケアのクオリティーを高めてみてはいかがでしょうか。
