こんばんは、広報担当の大西ですニコニコ

 

中野区には、「こどもほっとネットinなかの」という子ども食堂と学習支援団体のネットワークがあります。

 

 

この事務局は中野社協さんが担ってくれているのですが、毎年、各団体の概要&どこで活動しているか一覧できるマップを掲載したリーフレットを、区内の学校や公共施設で配布しています。

今回は、このリーフレットの今年度版が完成したので、お披露目しまーす!

 

デザインをしてくださっているのは、区内複数の子ども食堂で調理ボランティアをしてくれているKさん。本業はデザイナーさんなのです!

(広報担当とはその昔、同じバーの常連同士だったのでした。笑)

 

そして、この表紙用のイラストを描いてくれたのは、無料塾「中野よもぎ塾」に通う中3のRとYコンビ。絵を描くのが大好きなふたりですルンルン

きれいにデザインされた完成版を見せたら「こんなふうになるんだ〜、すごい」「うちらが描いたんじゃないみたい〜!」だって!

 

さてさて、中身はこんな感じです。

掲載されている子ども食堂は28団体!

ホント増えましたよね〜。

もっと少なかった頃は、すべての団体さんの代表さんの顔もパッと浮かんでいたのですが、もはや今は追いつきません……。広報担当、お話ししたことない団体さんのほうが多くなってる気がします!

 

無料塾のほうは13団体!

こっちもどんどん増えております。感慨深い……。

 

 

「上高田みんなの食堂」が活動を開始した2015年の終わり頃には、まだ区内には他に子ども食堂はなく……

無料塾の「中野よもぎ塾」を広報担当が立ち上げた2014年には、同じく区内に無料塾はなく……

あの頃は、こんなに広がっていくなんてまったく想像していませんでした。

 

でも、

「子ども食堂も無料塾も、本来はないほうがいいんですよね」

そんな声を聞くこともあります。

答えは、半分イエスで、半分ノーかな、と広報担当は思っております。

 

子ども食堂は子どもの貧困対策としてのみ存在するのであれば、「子どもが食べ物に困らないような社会保障が必要」で、子ども食堂が増えるということは困窮世帯が増え続けているということに他ならず、政治にもっと頑張ってもらわないといけません。

無料塾の場合、単に経済力と学力が比例的関係にあり、学力で不利ならばすなわち経済力の面でも不利になっていく、という連鎖を断ち切るだけであれば、「学校よ、もうちょっとどうにかできないか」「学校じゃなくても、国で教育格差ができない仕組みをつくれないか」と声を上げるのが正しいのでしょう。

 

経済的に困窮し、国や自治体が何かするのを待っている場合ではないご家庭があるのは事実で、そこに対して応急手当的に動く意味で、立ち上がった団体さんはもちろん多いと思います。公助が足らず、自助なんてもうムリなので、共助を厚くしていくしかない!

そう考えてくださる方がどんどん増えていることは、とても素敵なことに感じます。

 

ですが現状はそのような単純な話でもなく……。

経済的な面とは別に、社会的に孤立してしまっている子どもやその保護者がいたり。

女性が社会で活躍できるようになっても、子育てに対する社会の価値観が変わっていかないために、ムリが出てきてしまうご家庭があったり。

多様な大人たちとふれあえる地域のコミュニティが、どんどん失われていったり。子どもたちの居場所も都市の進化とともに激減したり。

そんな中で、子ども食堂や無料塾が担える役割って、もっとたくさんあるんですよね。

 

そして何より……

たぶん、みなさん、困っている子がいるならと始めてみたけれど、実際やってみたら「楽しい!」で続けてこられているのだとも思います。

私たち大人にとっても、町の人とふれあえたり、たくさんの子どもたちとお話しできたり遊べたりするのは、とても豊かな時間ですから。

 

 

だから、「ないほうがいい」とは、全然思えないのですよ。

他者とともに生きる、これを実感できる貴重な場が、子ども食堂や無料塾なのです。

 

ということで、「やってみたい!!!」という方がいたら、ぜひぜひ動いてみてください。きっと、景色が変わります。

お近くの団体にボランティアで参加するだけでも、きっと今住んでいる町をもっと好きになっていきますよ。

超、おすすめですラブラブ

 

最後に、「こどもほっとネットinなかの」のtwitterアカウントも紹介しておきますね!

 

 

このTweetにあるように、冒頭で紹介した公式サイトでは、各団体の稼働日がカレンダー上で確認できるようになっています!

子ども食堂、ほとんど毎日どっかが動いてる!!!