―今年のテーマは、「伊達政宗公生誕450年」―
 6月5日(月)10時から上杉集会所において、今年度の七夕飾り製作講習会が、当会の鈴木仲子七夕実行委員長(呉服鈴長)、柴田禮子副会長(増澤商店)を講師に、堤通親和子供会と三勾会・勾当台子供会のお母さん方16名が参加して開催されました。2つの子供会は、いずれも上杉山通小学校区で、堤通親和子供会は児童数51名、三勾会・勾当台子供会は児童数32名で、各3本ずつ合計6本の七夕飾りを掲出していただくことになりました。
 製作に当たって、鈴木委員長から七夕の七つ飾りに込めた願いと上杉の七夕飾りは、伝統の美しさを守りながらも包装紙等を利用したエコロジーに配慮した飾りであることなどの説明があり講習会が始まりました。



七つ飾りとは

1. 短冊(たんざく)…学問や書道の上達
早朝、硯にカラトリの葉にたまった夜露を硯に集めて墨をすり、 詩歌を書いて、学問や書の上達を願いました。

2. 紙衣(かみごろも)…病気や災難の厄除け、裁縫の上達
病や災いの身代わりに捧げたという衣。 昔は、母や師匠に教えられ、裁縫の腕が上がるよう願いながら縫われました。

3.折鶴(おりづる)…家内安全と健康長寿
家の長老の年の数だけ折り、延命長寿を願いました。折り方を習う娘たちは、
折り紙を通じ、教わる心、人に教える心を学びました。

4.巾着(きんちゃく)…商売繁盛
富貴を願いながら、節約、貯蓄の心を養いました。しっかりとひもで結ばれ、無駄遣いを戒めています。

5.投網(とあみ)…豊漁・豊作
幸運を寄せ集めるという意味も。仙台近海の豊漁を祈願しました。

6.屑篭(くずかご)…清潔と倹約
七つの飾り物をつくり終えた裁ちくず、紙くずを拾い集めて屑かごの中にい
れました。ものを粗末にしないで、清潔と倹約の心を育てました。

7.吹き流し…織姫の織糸
織姫の織り糸を象徴し、昔の織糸をたらした形を表しています。機織りや技芸の上達の願いを込めました。

転勤族が多く住まう上杉地区ですが、参加した方々に仙台七夕の意義を感じ取ってもらえた講習会になりました。今年も金賞獲得を目指しましょう。

詳しくは http://kamisugi-s.com/73041/?p=5&fwType=amb