音楽家は、楽譜を見るだけで、その曲を頭の中に思い浮かべることができるそうです。
それならば、美容師の場合は……。
もし、カットに“楽譜”のようなものがあったなら……。
それを見るだけで、ヘアスタイルが頭の中に思い浮かぶ、それをつくる(切る)ことができるのではないでしょうか。
そんな夢の造形符号が今、誕生しようとしています。
それが、「デザインスコア」。
楽譜を見て曲を弾くようにカットができる「新感覚のカットナビゲーションシステム」として、編集部が考案しました。
月刊『BOB』6月号の特集内で完成途中の段階のプロトタイプを紹介しましたが、読者の皆様にはわかりにくかったところが多々あったかと思います。
そこで、それを今後より進化させていくために、8月号で「デザインスコア特集 第1弾」を発信します。
カットプロセスが明確になることで、ヘアスタイルの理解度が高まり、技術習得の短縮化によって、スタイリスト育成が今より早くなるなど、さまざまな可能性を秘めている「デザインスコア」。
楽譜を読むことに「言語」が必要ないように、それは「世界基準」になりうる可能性を秘めています。
カット技術の最前線にご期待ください!