福島県 南相馬市にあります。
本尊は、妙見菩薩(みょうけんぼさつ)です。
真言宗 豊山派のお寺です。

南相馬市は合併して鹿島区、原町区、小高区と3区に分かれています。その中の小高区中心部辺りにあります。この小高区は、かつて室町時代や戦国時代に相馬家が本拠地としていた所で近くには相馬小高城跡地があります。そちらは現在は、相馬小高神社があります。次回紹介します。
金性寺も本尊も相馬家に関係しています。
では紹介に入ります。まず場所からです。

こちらになります。ローソン南相馬小高店沿いの道路は、前回紹介した南相馬市鹿島区にある鹿島御子神社に繋がっている道です。

こちらが入口になります。目立つのですぐ分かると思います。

こちらが本堂です。無人ですし扉が閉まってますのでどんなお姿の妙見菩薩なのかは分かりません。
最近改修工事をしているようで所々が新しかったです。これを書いている時にホームページを見たら令和6年4月より本堂で法要を再開しましたとありました。

では由緒の前に本尊の紹介です。以前守谷市の雲光山清瀧寺さんで妙見菩薩の話を聞いた事があり仏像として様々な妙見菩薩がいらっしゃるようなのでこちらは分かりませんが…一般的な説明になりますと、北極星または北斗七星を仏格化した仏様です。
仏教には格があるのですが、最上位が『如来』。次に『菩薩』。その次が『天部』があります。
Wikipediaには妙見菩薩は、インドからきた仏教と中国にあった北極星や北斗七星の信仰と習合して『天部』として日本に伝わったとあります。
妙見菩薩は、『菩薩』なのでその辺の事は勉強不足なので説明になってないかもですがこの辺にさせて頂きます。

そして由緒です。1569年に小高城主の相馬盛胤の妻である掛田御前という方が亡くなりその冥福を祈る為に錦繍寺(きんしゅうじ)を建てて霊牌を安置した事が始まりです。
その後に現在の金性寺に改めています。江戸時代には相馬家は、現在の相馬市の中村城(馬陵城)に移っていますが、小高城跡地に妙見新尊が祭祀され金性寺は別当になる。1840年に小高城跡に本堂を移している。
1872年に神仏分離令で妙見尊を金性寺に祀る。
その後1889年に現在地へ移っている。

続いて境内の紹介です。

弘法大師像と小さな不動明王がおられます。

その奥には、聖観音を祀るお堂があります。
では御朱印の紹介です。

書き置きを頂きました。今は本堂で法要も再開したとの事なので直書きの御朱印も頂けるかもしれません。
またこちらのお寺は、弘法大師 福島八十八ヶ所霊場の第38番札所になっています。この札所は、いわき市がおおむね半分札所があります。また別の機会で紹介したいと思います。
閲覧して頂きありがとうございました。皆様に良いご縁がありますように🙏✨