福島県 伊達市 梁川にあります。
御祭神は、
菅原道真(すがわらのみちざね)
徳川家康(とくがわいえやす)
武甕槌神(たけみかづちのかみ)
経津主神(ふつぬしのかみ)
天児屋根神(あめのこやねのかみ)
です。
伊達市は宮城県境も接する町でいくつかの町が合併して伊達市になりました。その中の旧梁川町に天神社はあります。
伊達市という市名なのでピンとくる方はいると思いますが、その名の通りこの地区は伊達家に縁があります。そして紹介する神社も伊達家に縁ありますしその後は徳川家にも縁がある由緒ある神社です。
では紹介していきましょう。まず場所からです。

位置が分かるように広いマップで載せてみました。先程書いたように宮城県境に近いです。福島市よりは北側になります。すぐ近くには阿武隈川が流れています。

こちらが入口の鳥居です。鳥居をくぐると奥に写真撮ってないですが、手水舎があり左側に拝殿があります。

こちらが拝殿です。少し横長な建物です。また拝殿右側は社務所でそちらで御朱印等頂けます。

こちらが本殿です。立派な本殿です。
由緒の前に神様の紹介です。
菅原道真は、平安時代の貴族、学者であり政治家です。かなり位の高い方でしたが、謀のような事をされて福岡県の大宰府へ左遷されてしまいました。
道真がお亡くなりになった後に祟りのような事が続き道真を神として祀る事になります。
菅原道真を祀る神社は、太宰府天満宮を本家として北野天満宮等全国に沢山天満宮が祀られています。学問の神様として有名かと思います。
徳川家康は、説明不要かもしれませんが江戸幕府を開いた方で日光東照宮や久能山東照宮等の神様です。教科書や戦国無双等のようなゲームにも登場しますので知らない方はほぼいないでしょう。織田信長や豊臣秀吉の時代に生きた方で2023年には松本潤を主役に『どうする家康』が放送されました。
大変な時代なので色々苦労されたと思います。
武甕槌神は、鹿島神宮の神様です。神話では、出雲大社の神様である大国主神に国譲りを迫りそれを拒否した諏訪大社の神様である健御名方神と戦い勝利したとされています。
経津主神は、香取神宮の神様です。武甕槌神と共に葦原中国(あしはらのなかつくに)を制圧したとされています。葦原中国とは、日本神話において、高天原と黄泉の国の間にあるとされる世界との事みたいです。
難しい事は分かりませんが、いろんな神社の由緒を見ると共に行動や協力していたようです。武神として有名でスポーツや武道の神様のようです。
天児屋根神は、春日大社の神様であり武甕槌神の息子とされています。

では由緒ですが、983年頃に伊達家の先祖にあたる方が仮の城を建てる際に社殿を建てて菅原道真を勧請したそうです。その後伊達家初代の伊達朝宗(だてともむね)が、1189年の奥州合戦で活躍されたので源頼朝より現在の伊達市辺りを与えられその際に春日大社より武甕槌神、経津主神、天児屋根神を勧請したそうです。
また御祭神の徳川家康は、1729年に梁川藩主の松平通春が東照宮として合祀したそうです。この方は、尾張徳川家に関係してる方みたいです。
由緒は以上になります。

続いて境内社です。

拝殿左側奥に進むと最近建て直したのかお社が二社あります。
右側が、あしかび神社で御祭神が、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。
左側が、いかづち神社で御祭神が、別雷神(わけいかづちのかみ)です。

では御朱印の紹介です。

基本は通常の御朱印です。
天神社から歩いて行ける所に梁川八幡宮というこちらも伊達家に関係してる神社があります。そちらは別の機会に紹介します。また八幡宮の御朱印もこちらで頂けるので併せて参拝してみてください。
閲覧して頂きありがとうございました。皆様に良いご縁がありますように🙏✨