福島県 南相馬市にあります。
御祭神は、
天足別命(あまたりわけのみこと)
志那都比古命(しなつひこのみこと)
志那都比売命(しなつひめのみこと)
です。
南相馬市は、原町区。鹿島区。小高区と3つの区に分かれています。合併してそうなっているのですが、その鹿島区の中心にある神社です。
近くにはJR常磐線や国道6号線が走っています。小さな神社ですが、由緒があり有名な神社の息子が祀られています。
では紹介にうつります。まず場所からです。

こちらです。先程書いたように国道6号線や常磐線からも近いです。常磐線は鹿島駅があるので徒歩でも行ける距離です。神社の前は地元の方は旧国道と呼んでおり3つの区を結ぶ県道があります。
尚この県道を南に向かうと、以前紹介した相馬太田神社にも行けますし別の機会に紹介しますが、相馬小高神社や三嶋神社といったその地区の一番大きな神社を巡れます。またマップにある県道267号線を西へ向かうと男山八幡宮という神社があります。
話を戻します。

こちらが入口です。県道沿いなのですぐ気づくと思います。

こちらが手水舎です。時期によっては最近各神社等で見かける花手水?と呼ぶのかな?のような時もあります。

狛犬と第二鳥居です。奥の太い木は御神木の銀杏です。ちなみに鳥居や狛犬は2年程前の地震で倒壊する等の被害を受けています。
また2011年の大地震でも被害を受けてますし津波もここまで来たと別の方のブログには書いてありました。

こちらが拝殿です。小さい建物で一見すると一部落にある神社のようですが、神職が常駐している町の総鎮守のような神社です。
落ち着いた感じでいつも居心地よく感じます。
写真撮ってませんが、鈴の上には鹿島宮と書いてある額があります。

こちらが本殿です。
鹿島というと、鹿島神宮と思う方もいると思います。
鹿島神宮の御祭神は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です。鹿島なのになぜおられないのか?その辺りも含めて御祭神の紹介と由緒を紹介します。
天足別命は、武甕槌大神の息子になります。この名前で祀られているのは、宮城県石巻市にある鹿島御児神社です。そちらは親子で祀られています。
Wikipediaには別名もあるようで天児屋命(あめのこやねのみこと)とも呼ぶようです。こちらの方が神様を知ってる人にとっては馴染み深い名前ですし奈良県の春日大社に祀られてるので知ってる方もいると思います。
志那都比古命と志那都比売命は、風神と雷神の神様のようです。同じく奈良県の竜田大社という神社にもおられるようです。
では由緒です。正確にいつ創建されたかは不明ですが、Wikipediaには、806年に現在の場所に遷座したと書いてあるので大昔なのは間違いないです。
そして神様と由緒の関係ですが、神様が東北地方を平定や開発する為にこの地を訪れたそうです。そしてこの地に鎮まり社殿を建てたのだそうです。
鹿島神宮との関わりですが、直接分霊されている訳ではないですが関わりはあります。鹿島の稚児沼という所で仮宮されていた同時に第六天魔王と名乗る賊徒がおり仮宮を襲い火を放ったそうです。神様はただちに火伏の神事を行い火を消したそうです。すると鹿島神宮の神様の御使いである鹿達が現れ濡れた笹の葉を持ってきて仮宮を守ったそうです。
その後神様の御神徳で賊の横行は収まったそうです。
御朱印を書いていただく時にお話してくれた方が今でもお祭りの際は鹿島神宮の関係者がいらっしゃるそうです。

続いて境内社の紹介です。

雷神社です。拝殿左側にあります。

要石です。鹿島神宮や香取神宮にも埋まっている要石がありますが、こちらは地上に出ています。

では御朱印の紹介です。

こちらです。特に月限定とかはないです。
紹介は以上になります。こちらは御神木の銀杏が綺麗なのでその時期がおすすめです。
閲覧して頂きありがとうございました。皆様に良いご縁がありますように🙏✨