茨城県 守谷市(もりやし)にあります。
本尊は、阿弥陀如来(あみだにょらい)です。
天台宗のお寺です。
前回紹介した守谷八坂神社から車で15分程です。距離じたいは6.3㎞と遠くないのですが、守谷市内中心部で国道等も走っており少し時間かかります。
お寺の目の前は鬼怒川が流れています。入口前は幟が立っていたり駐車場もあるので気づくかと思います。
清瀧寺さんはAmebaブログも書いています。今回こちらに来る機会があり参拝に来ました。
では紹介にうつります。

当日雨だったのと駐車場が検問中だったので入口周辺は写真撮っていません。
手水舎は、正面入口から右側にあります。駐車場の目の前にあります。

こちらが手水舎です。ハート型になっています。
ハート型ですが、これには意味があるようです。お釈迦様が悟りを開かれた菩提樹という木の葉の型を現してるようです。
余談ですが、お釈迦様は、釈迦如来または釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)という名前で祀られています。曹洞宗ではお釈迦様こと釈迦牟尼仏を主な本尊としています。この呼び名も意味があるのですが、詳しい訳ではないので曹洞宗のお寺を参拝した時にきちんと調べて紹介したいと思います。
こちらのお寺の宗派でもある天台宗は、阿弥陀如来が本尊です。こちらでも本尊として祀られています。天台宗の総本山は比叡山延暦寺です。
宗派は違っても同じ仏様が祀られてる所は多いですが、主としている仏様はそれぞれ違うので気になる方は自分の宗派やその主としている仏様を調べてみてください。
話を戻します。

こちらが本堂です。本堂内は撮影禁止です。なので許可を頂いて清瀧寺さんがAmebaブログに載せた仏様の写真をお借りしながら紹介したいと思います。

由緒の前に本尊の写真です。許可を頂きAmebaブログからお借りしています。三尊形式となっており中央に本尊である阿弥陀如来。両脇侍に聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)と勢至菩薩(せいしぼさつ)がおられます。
普段は秘仏となっていますが、年に4回御開帳されますので清瀧寺さんのAmebaブログを確認してみてください。ちなみに長野県の善光寺も阿弥陀三尊となっています。
次に由緒の紹介です。
創建は、807年(大同2年)の平安時代とされています。冒頭で天台宗と書きましたが最初は真言宗だったようです。そこからいつ天台宗に改宗されたのか正確な年代は不明だそうです。しかし江戸時代に現在の東京都上野にある寛永寺(かんえいじ)から本堂の修理等の許可、支援があったとされています。
また同じ天台宗で隣の常総市には、安楽寺(あんらくじ)というお寺があります。そちらとの繋がりも影響があるようです。また前回紹介した守谷八坂神社は806年と1年違いなので何らかの関係はあるのではないかとのお話でした。


本尊が祀られている隣にも沢山仏様がいらっしゃいます。疫病が流行る時だけ御開帳するほぼ絶対秘仏に近い薬師如来や普段秘仏である妙見菩薩等がおられます。それぞれ特徴がありますので参拝の際にお話を聞いてみてください。
そしてその1仏に龍神をまとった剣を持つ龍神不動明王がおられます。

こちらです。こちらもお借りしています。倶利伽羅龍王(くりからりゅうおう)が巻き付いています。より広範囲を見てあらゆる事に対応する意味があるそうです。2024年は辰年ですし龍神剣を持つ不動明王も珍しいので是非一度参拝してみてください。
そして本堂内には、比叡山の僧侶である元三大師も祀られています。

こちらです。こちらもお借りしています。元三大師は平安時代の僧侶です。御神籤の元祖ともされている方です。すごい霊力があったとされています。この写真の背景の龍もそれに由来しているそうです。また当時疫病が流行った際に鬼の姿となり疫病神を退散させたとして角大師(つのだいし)とも呼ばれていてそのお姿が御札になっています。 
続いて本堂奥には客殿という場所があります。そちらには千手観音が祀られています。

こちらです。客殿はかつて様々な関係者を招いていた場所のようです。千手観音の周りには主に奉納された仏様が多くいらっしゃいます。それぞれ特徴ありますので是非その目で見て参拝してお話を聞いてみてください。
続いて本堂内の彫刻等の紹介です。

このような模様の彫刻があります。お話によると六芒星の形をしています。お分かりでしょうか? この六芒星が結界の役割をしているそうです。

そしてそこを通り中に入るとこのように畳が敷かれています。卍形になっています。お寺の記号にもなっていますし卍も意味があるようです。

卍の真上はこのようになっています。卍の場所にくる事によって神聖な空間に包まれるようです。そしてこの位置は本尊と目が合う場所のようです。人間の身長と合わせて計算しながら作り配置しているそうです。

卍から本尊を拝む上にはこのような龍の彫刻があります。

そして先程の元三大師が祀られている手前の柱には埋め木というローソクのような形をした柱があります。参拝時に確認してみてください。

また隣には風車が沢山奉納されていました。風車もいろんな深い意味があるようです。
続いて本堂外の境内の紹介を一部します。

境内には縁結び大師等の大師がついた同じような仏像が沢山いらっしゃいます。こちらは全て弘法大師空海のようです。かつて真言宗だったからというのもあるようです。雨だったので全ては参拝せず一部の写真のみです。

板戸井天満宮です。こちらは常総市にある大生郷天満宮の分霊です。同市内にある安楽寺が明治時代の神仏分離令以前は別当(神社の管理等)を努めていて同じ天台宗という事もあり分霊されているのではとの事です。また昔は境内に寺小屋もあったそうでそれも関係してるようです。
では御朱印の紹介です。
本尊の阿弥陀如来の御朱印です。
龍神剣をまとった不動明王の御朱印です。こちらは今年中は頂けます。

客殿の千手観音の御朱印です。
全て書き置きになります。各300円のお納めです。
長くなりましたが紹介は以上です。いろいろお話を聞けて勉強になる事ばかりでした。良いお寺で歴史もあるので是非参拝してみてください。
先程大生郷天満宮の話をしましたので次回は大生郷天満宮を紹介したいと思います。
閲覧して頂きありがとうございました。皆様に良いご縁がありますように🙏✨