栃木県 大田原市にあります。

御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)。少彦名命(すくなひこなのみこと)。スサノオノ命。大山祗命(おおやまつみのみこと)です。

大田原市街地に近い場所で少し高台にあります。前回紹介した那須神社(金丸八幡宮)からは西へ約6㎞で10分程です。同じく市内にある以前紹介した秘仏の文殊菩薩が本尊の妙徳寺からは約4㎞ちょっとで8分程です。

早速紹介にうつります。

写真右側が駐車場となっており第一鳥居のある階段を登っていきます。階段を登りきり第二鳥居を潜ると夫婦杉があります。大きな杉でした。手水舎です。普通の感じに見えますが文化財になっているようです。第三鳥居です。鳥居の右側が社務所でこちらで御朱印や御守りを頂けます。御朱印は参拝の証なので、まずは参拝に向かいましょう。第三鳥居から歩いてきて振り返るとこんな風景です。写真右側の鳥居は、奥に聖徳太子像が祀られています。今回は参拝していないので写真は撮っていません。しかしこちらの聖徳太子像の御朱印がありますので参拝された方は確認してみてください。

こちらが拝殿になります。拝殿の中は明かりがついており暗い感じがないのでお参りしやすいです。

では由緒の紹介です。

大同二年(807年)頃の創建です。大田原藩祖の大田原備前守資清が大田原城築営にあたり城郭内に祠を建てて祀った事が始まりです。その後民衆が参拝しやすいように別の場所に移っては温泉(ゆぜん)大明神となったりもしました。最終的に大田原神社と名前を変えて明治37年に現在の場所に祀られてます。

大田原城もすぐ近くです。

では境内社の紹介します。大田原伏見稲荷神社です。名前の通り伏見稲荷大社から分霊されています。昭和53年創建と新しい神社です。こちらの大田原伏見稲荷神社も御朱印が頂けます。もうひとつ境内社の三峯神社と龍城稲荷神社です。三峯神社は、埼玉県秩父市の三峯神社だと思います。龍城稲荷神社は先程の大田原伏見稲荷神社の看板があったのですが、そこには龍宮山稲荷神社跡地と書いてありました。なので元々土地の神様としてお稲荷さんがいらっしゃったという事ですね。

では御朱印の紹介です。今回は大田原神社と大田原伏見稲荷神社の御朱印を頂きました。各500円のお納めです。シンプルな感じですが、柔らかい優しい感じの御朱印ですね。

今回は少し短めで紹介が終わったので紹介した別の話をして終わりたいと思います。

皆さんは『御朱印』はどんな思いで頂いていますか?『御朱印の意味』は理解していますか?というお話です。

御朱印は、お寺で写経を納めた証として頂いてたものでした。それがいつからか参拝すれば頂けるようになり神社でもそうなりました。今でも写経をしているお寺も多いですしそうしないと御朱印を頂けないお寺もあります。今は簡単に頂けますが、本来そういうやり方である事は頭の片隅においてるだけでも御朱印を頂く際の気持ちは変わってくると思います。

そしてここが一番重要ですが、最近は御朱印も切り絵とか、見開きとか、絵が書いてある等のカラフルな御朱印が増えました。そして御朱印を頂く方も増えました。

その上で『スタンプラリーではない事』は絶対に理解してください。御朱印は『神仏との縁』になります。ホームページやネット等で魅力的な御朱印があると頂きたくなります。それは全然良い事ですが、神仏と御朱印どちらが本命なのかを忘れないようにしながら参拝して頂けたら良いなと思います。

最後にこれは個人的な思いなので気にしなくて良いですが、よく御朱印を『集める』という言葉を使う方が多いのが少し気になります。テレビでも集めるという表現を使ってたりするのでどうなんだろ?と思います。『頂く』というのが正しい言葉ではないだろうか?

長々と書いてしまいました…。これで終わります。

閲覧して頂きありがとうございました。皆様に良いご縁がありますように🙏✨