新潟県妙高市にあります。
御祭神は、
国常立尊(くちのとこたち)=観音菩薩。
伊弉冊尊(いざなみ)=十一面観音菩薩。
素盞鳴尊(すさのお)=文殊菩薩
です。
新潟県と長野県にある妙高山(みょうこうさん)を御神体とした神仏習合の神社です。
場所は国道18号線から近いです。近くには上信越自動車道が走っており最寄りのICは、中郷ICか妙高高原ICです。電車の方は、妙高はねうまラインの関山駅を降りて国道方面にそのまま道なりに進むと着きます。
関山神社を参拝するきっかけですが、2022年に長野県の善光寺で前立本尊の阿弥陀如来の御開帳がありました。それに伴いこちらの神社の境内に阿弥陀堂があるのですが御開帳がありました。
自分が参拝した日は2023年と1年後なので長野県の善光寺もこちらの神社の秘仏見れませんでしたが、妙高山を御神体としてるというのもあり参拝してみたいと思いお参りに来ました。
ではまず神社紹介の前に御神体となっている妙高山を簡単に紹介します。
こちらは長野県小布施町のあけびの湯という旅館から早朝に撮った写真です。妙高山は写真右側のボコッとした山です。標高は2446mです。百名山にもなっており登山出来る山です。登山してみたいてすが…麓や中腹の温泉街から望むと相当険しそうですし上級者向きの山ですね…。こうして遠くて見ると綺麗ですが近くだと迫力と険しさがあります。
そんな妙高山周辺も神様いっぱいおられそうな山々です。妙高山から左側にちょこっと見える山がおそらく火打山(ひうちやま)です。真ん中辺りの平らな山は、黒姫山(くろひめやま)です。その左側は、おそらく高妻山(たかつまやま)です。一番左側の山は、飯縄山(いいつなやま)です。
飯縄山も飯縄神社があります。里宮と奥宮があります。御朱印も頂ける神社です。
そして写真では見えませんが、飯縄山に隠れて戸隠山(とがくしやま)という岩山があります。戸隠山は有名な戸隠神社があります。
では神社の話に戻ります。国道から住宅地の細い道を抜けると鳥居が見えてきます。
こちらから潜っていきます。少し迫力もある鳥居ですね。幟もあって綺麗に整備されています。
参道を歩いて入口を振り替えるとこんな感じです。手水舎は写真撮ってませんが、後ろ側にあります。
こちらが拝殿+本殿です。神仏習合の神社って事もあって建物はお寺みたいな雰囲気ですね。こちらに御祭神=仏様が祀られています。
由緒ですが、昔は自然崇拝として妙高山を信仰していました。なのでその頃はお社や祠等の神社としての形はなかったと思われます。
その後仏教が伝来して奈良時代に裸形上人(らぎょうしょうにん)という僧侶が妙高山信仰を盛んにする為に開山しており更に弘法大師空海も訪れ更に聖地として整備していったそうです。
拝殿にあった神様=仏様の写真と由緒です。普段は非公開で見れないのでこうして写真があるとありがたいですね。2022年に善光寺御開帳に伴いこちらもご尊顔を拝する事が出来たと思われますが、次回また機会あれば直接お参り出来たら良いなと思います。
ちなみに権現とは、仏様が人々を救うために神様の姿で身近に現れる事です。
こちらの神社は上杉謙信にも縁があります。出陣の度に戦勝祈願をしていたそうですよ。また織田信長の侵攻で焼けてしまい一時衰退したそうですが、江戸時代に幕府の支援で天台宗の寺院が再興したそうです。そして明治時代の廃仏毀釈、神仏分離令で関山神社と改称して現在にいたってます。
いろいろ大変な歴史を乗り越えてきたんですね!平和に自由に参拝出来る事が本当にありがたいです。
先程の拝殿+本殿を撮った位置の辺りに金比羅堂(こんぴらどう)があります。神社ではなく堂なので柏はせず合掌しました。
神社から左側で金比羅堂を奥に進んでいくと…妙高堂があります。こちらに阿弥陀如来がいらっしゃいます。こちらに阿弥陀如来+勢至菩薩(せいしぼさつ)+観音菩薩がおられます。こちらも2022年の善光寺御開帳に合わせて御開帳があったようです。参拝した時は当然ご尊顔は拝せませんでしたが、写真の由緒あるだけでもありがたいです。
こちらも最近大河ドラマの鎌倉殿の13人にも出てきた木曽義仲が奉納したという伝承があるようですね。かつては山頂にあったというのだから昔の人どうやってあんな険しい山を登って安置したのか気になります。
なんで阿弥陀三尊なのかというと、参拝時妙高山曇ってしまい写真撮れなかったのですが関山から見る妙高山が三つの形になって見えておりそれを阿弥陀三尊の世界と例えたようですね。
拝殿のお賽銭箱の隣にセルフで御朱印とお守りが授与されてました。御朱印は他にも阿弥陀三尊が描かれたのもありました。今回は龍の御朱印とお守りを頂いてきました。
余談ですが、神社参拝は初めてですが妙高山を見るのは12年ぶりでした。2011年の震災の原発事故で避難先が上越市でした。その時毎日のように妙高山が見えていました。当時はまだ神仏に関心がない時でしたが、懐かしくもありただいまとも思える。そしてまた妙高山を新たな思いで見れて嬉しかったです。
また必ず参拝に来ようと思っています。
長々でしたが閲覧して頂きありがとうございました。
皆様に良いご縁がありますように🙏✨