福島県 湯川村にあります。

本尊は、薬師如来(やくしにょらい)です。真言宗 豊山派(ぶざんは)のお寺です。

場所は会津盆地の中心辺りにあります。会津若松市から見て北へ車で20分程度。お寺近くには道の駅あいづ・湯川・会津坂下があります。

こちらのお寺は以前から気になっていました。しかし他にもお参りしたい神社、お寺が多くまた仏様の拝観は事前予約制なので中々お参りする機会がありませんでした。

ですが…宮城県多賀城市にある東北歴史博物館にて奈良・東北のみほとけ展というのが開催されました。こちらでポスター右側の薬師如来を先に見る機会を頂けました。そこで改めて正式にお参りしたいと思いお寺へお参りにきました。

こちらの薬師如来は国宝になっています。後程由緒等紹介しますが、古い仏様です。

さて…車で来た方はお寺近くの村営駐車場か角屋というお店と併設した駐車場に泊めます。

まずお寺入口の仁王門前の右手には神社があります。

宗像神社です。神社名からすると、福岡県にある宗像大社が本家の神社だと思います。今回は薬師如来の紹介なので神社がありますという紹介でした。

そして仁王様の門をくぐっていきます。右手が手水舎。左側にいらっしゃる仏様が書いてあります。すごい仏様がいっぱいいらっしゃいます。そして門をくぐり見えてくるのが…薬師堂です。こちらに国宝の薬師如来がおられます。外からは直接仏様は見えません。事前予約すると拝観する事が出来ます。

由緒の前に仏様の紹介をします。

薬師如来は、医薬系の仏様です。見た目は頭に螺髪(らほつ)というパンチパーマみたいな髪型に左手に薬壺(やっこ)という物を持っている仏様です。病気平癒の祈願等される方が多いと思います。

脇侍には、日光菩薩(にっこうぼさつ)と月光菩薩(がっこうぼさつ)がおられます。こちらのお寺では両菩薩とも国宝になっています。

あまり詳しい訳ではないので両菩薩の細かい話しは割愛しますが、薬師如来の脇侍としていらっしゃる事が多いです。

そして薬師如来には十二神将という守護神が十二体おられます。ガードマン、SPのような役割です。こちらも本堂に横並びに十二体おられます。こちらも細かい話しは割愛しますが、頭に干支が彫られています。

こちらが薬師如来と日光、月光菩薩です。とても大きい姿の仏様で迫力もあります。

簡単な由緒になりますが、平安時代初期に徳一(とくいつ)という方が開いたとされています。徳一は会津地方の仏教に大きく影響を与えた人です。会津の磐梯町に慧日寺(えにちじ)というお寺を開いた事で有名です。勝常寺は創建当時はいろいろお寺に関係する建物がありましたが現在は残っていません。薬師堂も火災等いろいろあり当時の姿ではないようです。

次回紹介しますが、隣町の会津坂下町に上宇内薬師堂(かみうないやくしどう)というお寺があります。そちらも勝常寺の薬師如来の影響を受けており昔は会津一体の仏教がかなり繁栄していたのだと感じさせます。では御朱印の紹介です。境内には、本堂とは別に宝物殿がありそちらに日光、月光菩薩。また十一面観音が祀られています。会津三十三観音の札所にもなっており希望すれば御朱印頂けると思います。

改めて書きますが、薬師堂内の拝観は事前予約です。最低でも1週間前に予約した方が良いです。

拝観料500円を納めます。御朱印は300円です。

会津に来られた際は是非一度お参り、拝観してみてください。

閲覧して頂きありがとうございました。皆様に良いご縁がありますように🙏✨