問題は扱える大きさになるまで切り分ける | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

昨日は公開カウンセリングでした。


限定の公開カウンセリングでしたので

内容は伏せます。

でも、3つの問題があり

それらが絡み合っていて

やりがいのある内容でした。


視聴した皆さんからも

「複雑」「難しい」との感想が上がり

Twitterやclubhouseでやっている

無料の公開カウンセリングとは

全く違うレベルでした。


昨日は3つの問題を並行して扱いましたが

普通はRCメソッドを使うにしても

どれかひとつを選んで1時間かけて

解決できれば充分です。


そして私も

昨日は全部を掘り起こしてはおらず

1つの問題の根は残しています。


1時間で解決できるのはここまでだな

と計算して

最も収穫が多い組み合わせ

かつ緊急性の高いものから扱いました。

そして残した根については

ご本人があとあと自覚できるよう

楔を打ち込んでおいたので

後でボロッと問題の根が割れてくれたら、

取り出しやすくなって嬉しいな〜。


これ、時々私が使っていて

相談者様には時限爆弾などと呼ばれる

「仕掛け」です。


時間が経ってから

私の一番の根っこってこれかい!

とドンと気づきが来たり

そういうことか!と理解が来たり

経験すると

「これがあの時限爆弾か」

と分かるらしいです。


これ、どうやってやるかは

ちょっと教えられないんですよね。


相手の思考の範囲を見切って

思考の進む先に向けて

邪魔になるものに打ち込んで

ヒビを入れておくのです。


進む先にあって道を塞いでいる岩に

爆薬を仕掛けておいて

ある程度進んだら起爆スイッチを踏むように

置いておく感じと言ったら伝わりますか?


うまく踏んでくれたら

ドカンと岩が割れて

難なく通れるようになる場合もあれば

岩壁からはがれて扱えるサイズになったので

次回カウンセリングで避け切りましょう

になる場合もあります。


イメージはできると思いますが

じゃあどうやって?

と聞かれると私も説明が難しいです。


多分これだけで2時間×5回とか使いそう。


結局何が言いたいかというと

「扱えるサイズにして扱えば良い」です。


大きな問題にぶつかると

絶望を感じたり

どうしようもない、と立ちすくみます。


でも、問題を分解して

ひとつずつ片づけていけば

いつのまにかそびえ立つようだった問題が

そうでもなくなっていたりします。


大事なのは

「私が一度に扱えるのはこれくらい」

と実力の範囲を客観的に把握しておくこと。


例えば米を運ぶなら

私は一度に10kgまでしか持てません。

それなのに無理して20kg持とうとしたら

腕を壊してしまいます。


カウンセリングを米に変換したら

多分私は1回で100kg位いけちゃうので

怪物とか変態とか言われるわけです。

で、今練習中の皆さんは

1〜2kgとか5kgとか。

認定の人は10kgいける人もいるかも。


感覚としては臨床心理士は

米を入れる袋を持ってない感じ。

手ですくいましょうか…と。


一度に運べる量が1kgでも良いのです。

なんども繰り返せば

だんだん量を増やせます。


でも1kgじゃ少ないからと

無理をすると自分が怪我をします。


分割して、少しずつ。


これはカウンセリングに限らず

全てのことに言えますよ。

足元の一歩から。


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https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v2/calendar_week/27940?course_id=64450


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