親愛なる私へ、愛を込めて | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

今日は私の誕生日です。
44歳になりました。
4(幸せ)、4(幸せ)の年です。

昨日は日曜日で
教会員はお誕生日週に牧師から
バースデーカードをもらえるのですが
夫がまんまと私のバースデーカードを忘れ
次の日の今朝
「…いる?」
と言われて
「いいよいらない」
と答えた懐の広い妻は私です。

夫は言葉の人じゃないんだよなぁ…
持ち合わせていない能力を求められるつらさは
誰より私が知っています。

私は言葉の人なので
じゃあ私が自分に言葉をあげることにします。

万紀子は恵まれた子。
神様がどうしても生まれさせたかった子。

私の存在のせいでみんなが困って
それをお腹の中で感じ取った私は
へその緒を首に2回巻いていて
出産予定日を2週間過ぎても2,200gしかなく
仮死状態で生まれて。
それでも神様はどうしても生かしたかった。

変な子
あまりに個性的で、よく仲間外れにされた。
貧しくて、
みんなが見ているテレビも
夢中になっているアイドルも
流行りの服も
何も知らなかった。
知っていて買ってもらえないより
ストレスは少なかったかもね。
今より情報にアクセスする手段が少なく
私はそれよりも
雨や川の水音や風がどこから吹くのかに
興味があったから。

ああ、自閉症らしい…。

人は生まれ持ったものと
育ちの中で得たもの、両方をまとう。

まぁまぁの顔の造形と体型の素材
そこそこの頭脳
繊細すぎる五感と感性に
器用な手先
そして、たくさんの否定に潰れない強さ
これら生まれ持ったものに

厳しい音楽の世界
歴史ある宗教の世界
解剖学から組まれたトレーニング
申し訳程度の心理学
「日本の常識詰め合わせ」な夫
私の育て直しのような長女
答え合わせの次女
そして数々の修羅場()
をブッ込まれ

全ての整合性を抽出して組み上げて
出来上がったのが今の私。

特別な任務のために
特殊な訓練を受けてきた感が山盛りね。

神様は私を用いる気満々だけれど
修行僧の生活を強いられる神学校には
入らせなかったのは
私にとって本当に必要な学びのみ
効率よくブッ込んだのね、と理解。

神学校は、自閉症に対応していないから。
夫を見ていれば
教会運営にあの徹底的な規則正しさは
必要不可欠なことも理解できる。
でも私の役割は教会運営ではない。
神学をどう落とし込むかが私の分野で
限りなく自由でありながら
聖書からズレないのは
私の特殊能力のひとつだから
他にマネできる人がいない例外。

あまりにも新しく
今までなかったものを生み出したので
当然旧態依然のキリスト教界から
弾き出されるのが自然だけれど
そこは夫が絶妙な役割。
「目立たないけれど誰もマネできない
とても重宝される非常に希少な事務能力で
中枢部の人たちに一目置かれている」
牧師の妻なので
「高橋先生の奥さんなら」
という免罪符(←)によって
自由度がかなり保障される状態。

たくさんもらって
たくさん守られていること
今は数えて受け取ることができる。

私はそこそこの持って生まれたものを
磨き上げる知識とトレーニングを積み
結果充分に美しい。

生まれから受け続けた数多くの否定と暴力を
全て切り取って整えるメソッドを
自身を実験台にして組み上げた結果
私は精神の安定を持って
そばにいてストレスのない魅力的な人間。

粘り強く家族と向き合って
器をバリバリと広げられたのは
大変だったけれど
だからどんと受け止める
「お母さん」の温かさを持っている。

貧しかったけれど
「良いもの」を見分ける目があるのは
…どうしてかしら。
母が良家のお嬢さんだったことや
クラシック芸術の基礎を音楽で叩き込まれ
「美」を鍛えられたからかしら。

でも仕事にする「商人ぽさ」もあるのは
父がそういう家だったから。
「大通公園の花でも売れる」と言わしめた父
父も父方の祖父も
起業と失敗をたくさんした人だった。
そして
「投げ出して逃げることは
残した家族を悲惨な目に遭わせる」
ことを教えてくれた。
悲惨な目に遭った私は
自分が起業した今も
「ちゃんとした逃げ道」を確保した上で
進むことを忘れない。

良い逃げと悪い逃げがある。

それは父に教わった大きな学び。
父が悪い逃げの手本。
同じ轍は踏まない。

でも私が言葉の人であるのは
父から受け継いだもの。
父は言葉にコントロールを乗せた。
私は言葉に誠実を乗せよう。

選んで受け取れば良い。
要らないものまで背負わなくて良い。

私は神様の秘蔵っ子。
ここまで磨き上げるために
妥協なく訓練をブッ込まれたのは神様。

あ。今週のnoteは
最善を妥協しない神様がテーマで
ちょっとリンクしてるわね。

恨んでもいいくらいの目に遭ってきた
自負はしっかりあるけれど
同時にひとつも無駄はなく
私というダイヤモンドが輝くための
カットになっている。

逃げないで全部受けた私をほめて。
えらいえらい。

あとは活躍するだけ。