何もできない私にOKを出す | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

ずっと私は
全体的に劣っている人間で
ほんの一部だけものすごく突出している
というセルフイメージを持っていました。

しかし最近は
全体的に優れているけれど
ほんの一部だけものすごく劣っている
という認識に変わってきています。

では最初の全体的に劣っている
というのは間違っていたかというと
それもある程度事実でした。

何もできない自分にOKを出せてから
育つことができましたから。

できない、ダメな自分を
他の人(主に夫)に肯定してもらおう
とすることをあきらめてやめました。

それは
「ダメなやつ」
「できない人」
と他人から思われ言われることも
甘んじて受ける代わりに
自分はできない自分の味方でいる
という姿勢です。

できない自分を責めない。
できない事実を認めることと
それを責めることは別のことです。

「そんなことないもん!」
と言うのは、
味方になってるんじゃなくて
自分ができないことを認めていませんし
相手に認めさせることを諦めていません。

できない人ほど
批判や注意に敏感で過剰反応します。
できないことを認められないからです。

何もできない自分にOKを出すのは
実はすごく勇気が必要で
できない自分と一緒にガッカリして
失敗する自分を応援しながら見守る
という心の姿勢です。

たとえ他の人が責めるとしても
それはその人の自由で
つらかったら離れるしかありません。

何もできない自分にOKを出すとは
そういうことなのです。

開き直りや他人に認めさせるのとは
全く違う心の姿勢です。

これは
若さと強さがあるうちの方が
しやすいと思いますね。

できない自分にOKを出したときから
人は育ち始めます。
できないことが少しずつ
できるようになっていきます。

私が自分が育ち始めたと感じたのは
30歳を過ぎてからです。
今43歳ですが、10年くらいで
よく育ったなぁと感じています。

まだ、育っていますよ。

何もできない自分にOKを出しても
あとはこれから得ていくだけです。

自分で認めることができなければ
カウンセリングで一緒に自分を見ましょう。