パワハラを受けてしまう人 | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。


パワハラを受けてしまう人は
境界線に問題を抱えた人が多いです。
・人の分まで負ってしまう
・みんなで平和にと思う
それの何が悪いの?と思うでしょう。

実は人としてこうあるべき
と心の中で境界線侵害をしています。
そしてそれは言葉の端端に出ます。

DV、モラハラを受ける人もそう。

同時に、相手や今の環境に対して
執着を持っており
・逃げることなんてできない
・環境は変えられない
つまり自分はこのままで
周りが自分に対して
攻撃をしなければいい
変わってくれればいい
と思っています。
その動機で行動してしまいます。

とにかく飛び出せ、とは言いません。
あらゆる可能性を探り
準備をして
自分が動くことを考えない限り
境界線侵害をやめられないし
相手からの攻撃も止みません。

そもそも
自分がどうにかすれば
相手の攻撃をやめさせられる
と考えるのが実は境界線侵害でして。

ただ、ハラスメントをする側も
逃げられないように
徹底的に自分で考える力を奪うので
長い時間攻撃にさらされている人は
逃げる気力も失ってしまいます。

脱走しようとするたびに
ひどい罰を受け続けると
動物も人間も
鎖を外しても逃げなくなります。

奴隷を使う国では
自尊心を潰し
絶望させ
逃げる気力を奪うことが
最初の「しつけ」として行われます。

なので
意図的にそういう「しつけ」を
されてしまった人に
簡単に逃げなさいと言っても
動くことができません。

まず
されていることはおかしい
相手は間違っている
と認めるところから。

最初に
パワハラを受けている人は
境界線侵害をしている
と書きましたが
実は自覚はしていません。

相手の行動は
してはいけないことなのだ
とはっきりは認識していないのです。
相手はオレを私を怒らせる
お前が悪いと境界線侵害してきますしね。
自分が何かすれば変わってくれる
=自分が悪いからこんなことされる
でもつらいやめてほしい
と、一貫性のない
変な考えに支配されています。

相手を怒らせるのは私が悪い
それは間違い。
相手は自分の感情を
自分でコントロールする責任があります。
相手の感情まで負うのは
境界線の侵害です。

あなたはあなたの感情に
責任を持つべきです。

傷ついている
嫌なことを言われる
不快だ
それをまずちゃんと受け止めます。

それから
相手は攻撃をする人なのです。
攻撃をするのをやめさせるのでなく
攻撃されるのを
自分に許さないことが大事なのです。

逃げる
距離を取る
然るべきところに相談する
相手を変えるためでなく
自分を守るために動きます。

でもそれは簡単ではありません。

カウンセリングを受けてほしい。