昨日迄の我の人生は間違っていた。
我は最初の頃は人間共が抱く愛や友情や様々な感情の表出物につまらぬ思い入れを抱いていた。
しかし昨日で私の世界は一変した。
私は昨日程頭を使った日は無いであろう、あの時理性の究極の所迄私は到達したのだ。
その理性の究極に到達した時我は悟った、我がどこに向かうべきかを。
そう我は人間の感情等という場所を飛び越えて、理性だけの世界へと旅たつのだ。
最早この俗世間等に未練は無い。
我はこれよりこの偉大な頭脳の内よりは出てこないであろう。
誠の天才は自分の世界に閉じこもっていると言う、彼等も又我と同じ様に自己の内で起こる神の如し
思考の奔流に酔いしれているのだろう。
偉大な思考は最高の麻薬よりも人を酔わせる、我はこれより最高の麻薬を探す旅に出るのだ。
思えば我は13歳の時に素数の無限にあるというユークリッドの証明を読んで感激を受けた、あの
頃に我はあの偉大な体系
と一つになるべく努力するべきだったのだ、あの頃の我はまだ幼く世の中のくだらない出来事に
意味を見出そうと躍起だった、しかしあれから12年たって我が分かった事はただ一つ、
この世の中で理性以外の全ての事に意味は無い。
そして我はもっと早く理解すべきだった、数学が理性的活動の中で最高の快楽を人に与え、
その次に与えるのが物理学であるという事を。
我はこれより加速度を持って究極の理性を得るべく、先人が作り上げた学問体系を一つずつ
一つずつ昇っていく、そして我は神に到達するのだ、
昨日神はそれを我に体験を持って示したのだろう、
我は2014年11月30日神に命を賭けて誓う、あなたを裏切りはしない、そして我はいつかあなたと
酒を酌み交わそう、私は生まれてきた意味を理解した。
