続きです。


寝違えした部分は左側の肩甲骨周りだった。
ここは昔からよく凝っていた。


先生が肩甲骨周りに針を打ちながら言った。


『ここはもしかしたらあなたの原因の元の部分かもしれないね。』


鬱とかの関係のそういうツボかな〜?って思いながら聞き流していた。


治療が終わり、帰宅していつも通り過ごした。


いつも通り夜中の3時頃には目が冴えていた。


横になって居ると段々と昔の嫌な事を思い出してきた。そして頭の中がぐちゃぐちゃーとなってきて、涙が止まらなくなってきた。


ここから、次の鍼灸院の日まで、涙が止まらない日が続いた。


これは困った。


なんともないのに気分が落ち込み涙が止まらない。自転車こいでても涙が止まらなくて、まじでやばいやつって思われそうで帽子を深くかぶって外に出たりした。


なんか知らんけど、止まらなかった。



次の鍼灸院の日になって、そのことを先生に伝えると、


『昔そういうことあった?』


って聞かれた。


18歳で鬱になってから、一年間ふとした時に涙が止まらなくて、困った時期があった。
そのことを伝えると、



『治療していくと現在から過去に症状が遡っていくからね。最後には顎関節症の症状が出て終わると思うよ。』



って教えてくれた。


そうなんだ。
なんかおもしろくって不思議だな。
 

じゃあ鍼灸で今まで体の悪かった所を全部治してくれるのかな。鬱だって、鍼灸院にきてたら治ってたのかな。いやいや、その前に顎関節症だったよな。いや、もっと前は胃腸の弱さがあったんだよな。。。
もっと早くに出会えてたらなぁ。。。


こう思うと同時に、


今まで散々痛めつけてきた私の体を、正常に元に戻してくれるって事なのかな?それって、めっちゃすごいことじゃない?



って対極の考えが浮かんできた。



ごちゃごちゃした思考の中で、一つの答えみたいな物が見えてきた気がする。