2月3日は節分ですね。
節分といえば、豆まきと恵方巻き。
恵方巻きは、いろんな変わり種も巻かれるようになり、近年はフードロスを減らすために予約販売が主流になっています。文化は時代とともに変化していくものですね。
そもそもが恵方巻きは日本古来からの風習ではありませんから、まぁ何でもありといえばありですからね。そんな中、豆まきと恵方巻きって御利益あるの?と、考えたことがあっても、まぁどうでもいいかとなるのが日本人のいいところですね。ハロウインの仮装とか、クリスマスのチキンとかも同じですね。
私たちも、誰かが商魂たくましく考えただけだから乗っからない方がいい、とは言いません。みんなが楽しめるようなら、それはそれでいいんじゃないかと。でも、全く何もないところから発祥したのではなく、言い伝えが少しずつ湾曲してつながっているわけなので、その本質にふれることも大事かなと思います。
節分について、多くの人がブログやWebで紹介していますが、さすがに恵方巻きに関しては、断定的に書いている人はほとんどいませんね。
このブログでも、豆まきと恵方巻きについて何度か書いていますが、ここのところの内容は本質モードで書いていますので、これらについても、本質に立ち戻って書いてみたいと思います。
【御利益のある豆まき】
豆まきは、豆が「魔を滅する」とも言われ、邪悪を祓うために行われてきました。そうです、大晦日の大祓いと同じ意味をもっています。
節分は、立春の前の日。立春は新しい年が始まる日ですから、節分は大晦日にあたります。その日に、この1年の積もり積もった不要なものを邪と一緒に祓うという行事ですね。
ということで、きたないお部屋のままで豆まきをしても意味はありません。
年末大掃除をした人でも、もう1か月も経ったので埃はたまっているでしょう。お部屋とともに、神棚のある人は、そちらもあらためてきれいにして、まず目に見えるものをきれいにしてから、その上で、目に見えない邪悪な氣を祓うために豆まきをしましょう。
みんなで明るく「鬼は外、福は内」もいいですが、神様をお迎えしたいなら気持ちは「祓え給い、清め給え」の方がいい感じでしょうね。
【御利益のある恵方巻き】
古事記、日本書紀などには恵方巻きは出てきませんから、神々は関係ないかと言えば、そうでもありません。以前にも書きましたように、神様たちも時代ともに、新しいことも見守り楽しんでおられます。
ましてや、恵方を向いて食べる、恵方とは歳徳神・年神さまがおられる方向などと、人が勝手に神ごとにしているわけで、初詣以外に神社や神々に興味にない人でも、それにしたがっていますよね。
まぁそれもお楽しみイベントとしてなら何でもOKだと思いますが、歳徳神・年神さまを意識して、無病息災や五穀豊穣など願いごとを言うようなら、本気モードの方がいいですね。だとしますと、、、
〔2022年節分に恵方を向くなら北北西の正反対の南南東!?〕
今年の恵方は北北西だから、そちら向いてというのはちょっと違うんですよね。
というのは、通常のカレンダーでいう今年はもう始まっていますから、年神さまは北北西にいらっしゃるので、それでよいとも考えられますが、だとしたらそれは元日にすべきことですよね。
この時期にというのは、ここから今年が始まるからという意味ですから、節分は大晦日、立春は元日にあたります。
ということは?
はい、節分は、まだ前の年です。つまり、年神さまは2021年の恵方におられるということです。立春から恵方は北北西になります。
みなさん大変ですよ!
今年の節分に、年神さんがいらっしゃると思って北北西を向くと、なんと実はちょうど反対の南南東におられて、お尻を向けることになります。神様からしたら「おいおい、どっち向いてるんじゃい」みたいな!
ということで、節分の日に年神さまを意識するなら「南南東」を向いて、これまでの1年の御礼と感謝を伝えるのがいいですね。
そして、夜中の0時0分になったら、つまり立春の日になったら「北北西」を向いて、今年1年もよろしくお願いします、という感じですね。
「一陽来復御守」を毎年いただかれている人もおられると思います。
穴八幡宮でいただくそれは、ちゃんと冬至か大晦日か節分の日の終わる夜中0時0分ちょうどに入れ替えるように言われますよね。同じことですね。
まぁ神様たちは、お遊びで楽しく恵方巻きごっこをしている姿を見守ってくださっていますから、間違えててもバチをあてたりはしませんが、本気で、感謝の意をのせたり、ご挨拶をする人には、特別なエネルギーを与えてくださろうとしていますから、せっかくこのブログでご縁のある皆様は、ぜひそちらモードで開運祈願をされてくださいませ。