おはようございます。
昨日のNY株式市場は3日続落。朝方発表されたマクロ指標は12月小売売上高高(前月比+0.6%、市場予想+0.4%)、鉱工業生産(前月比+0.1%、市場予想-0.1%)ともに米経済の底堅さを示唆 → 米長期金利の上昇に伴い株式市場は軟調にスタート。昼頃には前日終値水準まで切り返したものの、前日のFRB要人による利下げけん制発言、直近のテクニカル不安などが足かせとなり、引けにかけても37,100ドル台半ばから37,300ドルにかけて不安定に推移。
NYダウ 37,266ドル -94
ナスダック 14,855 -88
米10年債利回り 4.109% +0.043
為替 148.12円/ドル
NY原油 72.56 -0.16
日経先物 35,490円 -0
テクニカル : 日経先物(CME225)は騰勢一服。持ち合いによる日柄調整、下押しによる値幅調整のいずれかへの進展がメイン。
米長期金利は(下方オーバーシュートとお伝えしてきた)4.0%割れからの反騰トレンドを継続。日経先物にとってはドル高円安がサポート要因として期待される一方、NY株安 → 市場全体のマインド悪化に要注意。
□ 本日の展望 : 模様眺め ± 先物需給
148円台に浮上しているドル円を好感した先物や外需系セクターへの買いが下支えとなる一方、年初からの過熱気味な上昇に対する良識的な利確売りが上値を抑える方向感の乏しい流れが本線。想定レンジは35,250-35,800円。
日米株価指数のテクニカル不安を踏まえれば、先物需給の売り傾斜による「35,000円の攻防」をリスクシナリオとして念頭に。個別全般に関しても、年初からのマネーゲームを経て市場マインドが冷静さを取り戻しつつあるため、日経安 → 連鎖的投げ売り...に警戒。
★ 本日の戦略 : ‘不透明感’を認識した引き気味の強気!
昨日のNY株は11-12月の上昇トレンド過程とは異なり、良好なマクロ指標を売り材料視。日経(先物)に関してはドル円の騰勢を下支えとする35,000円台の持ち合い、新年需給の良好さを追い風とする目先の36,000円超えも期待されますが、売買戦略としては「日銀会合前の35,000円超えは上方オーバーシュート」からの反動安への警戒を優先したいところ。
よって、本日も以下のイメージによるリスク管理を優先しながら、ターゲットと条件を絞った‘引き気味の強気’を継続。
・ 弱テクニカル銘柄、ストレス玉の大胆な縮小による3割程度の余力確保
・ 手仕舞い条件は持ち株内のバランスにも配慮
・ 流動性高めの好トレンド銘柄主体のポジショニング、押し目買い・上昇時の売りすぎ注意
・ ネガティブポジションは日経ベア(1360)を最大公約数として対応
【ウォッチ銘柄】
△ 1360 日経ベア
日経36,000円水準、昨日の軟勢アップ局面で買い増していただいたら、「高値から3日目」となる本日の地合い悪化局面は(1)更なる追撃も視野に入れた強気スタンス(=地合い悪化に備える構え) or (2)46●円超えにて一部利確とストレス玉の損切りを並行...がおススメ。
勘助氏注力中のVIX(1552)も継続注視。
★☆新規買い対象3銘柄、☆ 3687 フィックスターズも昨夕の戦略を踏襲。