11月25日の日曜日にクラリネット奏者の関根悠乎さんの

リサイタルに三年ぶりに伺いました。
 場所は前と同じの西新宿・Dolceで、吹奏楽器専門店の

中にある小綺麗なホールです。

 三年前の時は私がついに主治医に観念して心臓外科手術

を受ける決意をして、計3回の入院をする合間に伺った時で

した。

 その時に先見舞いとして頂いたタオルは入院中にとても

重宝したし、且つ元気づけられました。

 同窓のフルート奏者の波戸崎操さんも一緒にお越しになっ

ていたのでした。

 

 

2本のクラリネットの銘器・バックーンを使用してのリサイタル。

フルートのために作曲された曲「シリンクス」の独奏から始まった

演奏会は、ドビュッシーの名曲を始めピアソラやガーシュイン、

それとバーンスタインそしてアンコールで「ヴォカリーズ」へと。

合間合間に挟まれるMCの巧みさと相まってとても楽しい時間を

過ごさせて貰いました。

改めてクラリネットという楽器の音の響きの大きさを実感。

フルートと比べても同じ木管楽器でも違いが感じます。

 

今度はどっちで吹こうかしら・・

 

伴奏共演者の齋藤美佐子さん。

ハンガリー国立リスト音楽大学に学んだ力量を遺憾なく発揮して

おりました。

 

 

 

 

最前列席を小学生の女子児童たちが身じろぎもせずに演奏に

聴き入っていたのが印象的でした。

新宿でも関根さんは音楽教室で指導されているので母子鑑賞も

多かったのでしょう。

国立音楽大学では浜中浩一氏、二宮和子氏などに師事。

音楽著作も多数執筆されています。

 

 

 

 

吾輩は歌手の歌を聴くのが好きですが木管楽器の演奏会に

行くのも案外好きです。

フルート奏者の方の知り合いが多くてクラシック・ジャズに関係

なく聴きに行ってる感じです。

 


 

その中の一人で読売日本交響楽団の首席クラリネット奏者の

藤井洋子さんもよく聴きに行くひとりです。

今年は降り番だったので残念でしたが、来年度は乗り番ということ

でオペラの演奏で楽しませて貰おうと思っています。

 

この写真は藤井洋子さんと出羽真理さんが不定期に行っている

「アンサンブル・フォンターナ」の5回目の演奏会でした。

小金井・宮地楽器ホールで行っている人気シリーズで、この回は

東京都交響楽団の首席ファゴット奏者の岡本正之さんをゲストに

トリオコンサートを行った時の終了時のスナップです。

関根悠乎さんが火をつけてくれたクラリネットの風、木管楽器の火、当分消えそうもありません。