9月の鑑賞記は音楽関連で4本のみ。
夏の疲れもあったけどあまり観たいと思わせる
作品も少なかったです・・
オペラ作品は2本でコンサートも2本でした。
地元新宿の新宿文化センター・大ホールでの開催。
第24回新宿区民オペラ公演『NABUCCO』です。
二日間公演でしたが私は初日に鑑賞しました。
多くの出演者とフルオーケストラのせいで豪華な
舞台でしたが、正直入りは7割程度。
主催者や後援のバックアップがなければ辛い状況
だったと思うけど、内容は充分な充実ぶりでした。
それにやっぱりフルのオーケストラでのオペラ公演は
見応え・聴き応えがありますね。
新宿オペラ合唱団と出演者たち
新宿オペラ管弦楽団
3幕で歌われる「行け我が想いよ、黄金の翼に乗って」に関して
は、あまりボリューム感のない合唱で少々がっかりしたが、ソロ
の歌手は取り分けアビガイッレの飯島由利江の歌唱が素晴らし
かったです。
この公演は久利生悦子さんから勧められて伺いました。
久利生悦子さん(mezzo)
イズマエッレ役の松岡幸太さん。
カーテンコール~このあと観客全員と一緒に「・・黄金の翼に乗って」
を斉唱して大団円となりました。
第6回クォーレ・ド・オペラ公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』を
観に三越劇場に伺いました。
金曜日の午後というマチネ公演でしたが流石に三越!満席での
上演でした。
最近は「道化師」とかこの作品とか比較的短い作品のオペラが
上演されて、吾輩にようなものには助かります。
ここでは音楽はピアノとヴァイオリンとチェロ、それに鐘だけ。
ただ山口佳代さん(pf)と清岡優子さん(Va)などの演奏達者な奏者
だったので充分の演奏でした。
やはり間奏曲は弦楽器入りで聴きたいものです。
5月に入籍をして来月(10月)に結婚予定だった大音絵莉さんを
激励する意味でも楽しみにしていた作品、ローラ役では物足りな
い期待大のソプラノですが、やっぱりステージで躍動している姿
は花になりますね。
トゥリッドゥは髙梨英次郎さん、サントゥッツァは中山茉莉さん。
とても爽やかな二人で「火曜サスペンス劇場」のドラマのような
筋書から、チョッピリ解放させてくれる二人でした。
ステージに置かれたマリア像に向かって客席通路に並んだ合唱
団の二列からの「祈りの合唱」が素晴らしかった。
角の椅子に座っていたので真横にメッゾその前にソプラノ、そして
斜め後ろにテノールなど、直近で音声多重のハーモニーを楽しめ
て素敵な経験をしました。
髙梨英次郎さん(Tn)
私と同郷の市川市出身が好ポイント。(笑)
イタリアのパルマに留学していたのでイタリア語は完璧。
第9回「ぴーすな音楽会」~月の光に魅せられて~
世田谷区成城のギャラリースクエアにて演奏会に参加しました。
伊藤邦恵さん(sop)と小西陽子さん(pf)の二人で行っている
この企画シリーズは、前回は「鳥」をテーマにしており、今回は
「月」とのことで花鳥風月ラインを攻めている、、?
天窓から午後の太陽の光が差し込む素敵なホールです。
今回はオペラのアリアから離れて童謡運動記念年でもあり
(赤い靴創刊100周年)、ズラっと童謡・唱歌のリストが並ぶ。
いつもこの演奏会は企画構成の意外性で驚かされる。
日曜日ということもありお子様連れ多く良かった半面、外国人の
お客さんも多かったのでチョッピリ心配したけど楽しんでいた
模様です。
後半は音楽劇「竹取ものがたり」、滑舌の良い伊藤さんのセリフ劇
は毎回穏やかな気持ちにさせてくれる。
そしてドビュッシー没後100年ということもあり『月光』。
そして「きらきら星変奏曲」でエンディング~♬
今月は音楽鑑賞の数は少なかったけどとても穏やかでゆったり
出来る公演で楽しい時間を過ごせました。
秋冬はいろんなイヴェントが行われる季節、音楽でも楽しい演奏
会に臨めると嬉しいなぁ。
伊藤邦恵さん(sop)と小西陽子さん(pf)