大忙しの5月でした・・

吾輩ぐらいの年齢になるとどうしても冠婚葬祭に列席する機会が増えます。

明るい宴ならまだしも辛い別れの方が多く感じます。

以前の仕事でお世話になり近所でもあった方のご実家での葬儀のために、一泊での湯布院町への出席。

湯のまち・大分なれば由布院温泉や別府八湯にでも浸かり、傷んでいる身体のケアでもしたいところ。

遺影を見ていると世田谷の近所同士で交遊を重ねたことを思い出し、とても湯池気分になりません。

こんな素敵な町々に育ったのですね。

よく観光開発の反対運動などで自然を守る運動の歴史を聞かされていました。
ダムであったりゴルフ場であったり、、、昔も今も変わらぬこの国の諸問題の縮図を教えて貰っていました。

ともかく会いに来たことを喜んでくれているだろうか。

 

さて音楽鑑賞は今月も多く聴きに行きました。

例によって日時がダブったりお知らせを忘れたり、距離の壁や夜遅くなるのを避けたいこともあり断念したのも多かったです。

きらりホールで鎌ヶ谷飛翔ライオンズクラブ主催の音楽祭に足を運びました。

二期会千葉に所属する河内夏美さんの演奏会でした。

彼女が主宰する合唱団の指揮をしたりイタリア人テノールとのDuoを聴かせたり、なかなか濃い内容の演奏会でした。

私は河内さんの安定感のある歌唱ぶりが好きです。

振袖!で歌う15歳の蝶々夫人が良かったなぁ~♬

 

 

 

河内夏美(sop.)

カリオラ・グイード(tn.)

松浦朋子(pf.)

合唱団:ハミングバード  鎌ヶ谷混声合唱団

 

 

次は小金井市の宮地楽器小ホールで開催された『こうもり』、

I CANTORIという団体が主宰してのオペレッタです。

かなり若い方たちが中心になって若々しい溌剌とした舞台展開でした。劇のレベルがどうとかいう事ではなく兎も角演技をして歌っているのが楽しくてしょうがないという、観ていても爽やかな気持ちになる作品でした。

何で立っているの、、とかいうレベルの人もいたが、仕事を持ちつつ参加されている人も多かったようで、それはそれでいいこと。

なんか学生演劇を懐かしく感じる舞台でした。

 

この公演に足を向けたきっかけは先月の原宿のコンサートにピアノ出演されていた小森美穂さんと知り合ったからです。

とても上品でおっとりした人柄とアリアなどソフトな演奏ぶりが気にいったこともあり、お誘いのままに伺いました。

今回のオペレッタ演奏もとても素晴らしく「お気に入り」に入りました。なんかイメージ的に深窓の令嬢のようなハーレークイン・ロマンスの小説に出てくるような感じですが、実際は分りません(笑)

 

小森美穂さん(pf)

 

桜庭由希さん(ロザリンデ役)

 

小林勉さん(アイゼンシュタインン役)

 

 

 

 

 

 

 

ほぼ一年間にわたって行われたオペラ勉強会。

オペラ評論家でオペラエクスプレスの井内美香さんの勉強会も最終回を迎えました。

11回にわたり新国立劇場予定作品を先回り、その作品の壺やポイントなどを鑑賞の秘訣なども織り交ぜて毎回楽しく参加出来ました。

 

 

最後は参加者に囲まれての記念撮影となりました。

知ってるだけでは講義にならず、、おそらく多くの関連事項などを改めて調査・研鑽されて講義に向かったことでしょう。

如何に楽しく、そして興味を持続させられるか考えてのレクチャーだったと思います。

とても忙しい方で時間もないのに、さらに敬愛するゼッダ先生の逝去やバッティストーニ氏の公演や収録時の通訳などで厳しい時間のなかでのレクチャー会でした。

 

 

 

オペラをもっと身近なものに~オペラの裾野を拡げたい~そんな気持ちからビギナーの方々に焦点を合わせた企画は功を奏して、これを切っ掛けに実際オペラ・デビューされた方も多かった。

喰わず嫌いの方が多いのが現状のなか、とても意義深い企画だったと思います。

22年間をイタリア・ミラノに住んでオペラ団体の引っ越し公演のコーディネートや企画に携わってきた井内さん。

吾輩は「音楽の友」誌のイタリア通信員の頃から、現地から送られてくる井内さんのオペラ&バレエの記事のファンでした。

控え目で知識ぶらない謙虚な人柄が多くの関係者から愛させる理由なのでしょう。

躰をお大事にこれからも頑張ってほしいです。

 

菊池裕美子さん(オペラ演出家)

 

宮澤尚子さん(sop.)

 

多彩なゲストも来てくれました・・宮澤さんはここで『ラ・ボエーム』のアリアを歌ってもくれました~♬

 

 

 

 

小金井市の宮地楽器ホールで開催されている「アンサンブル・フォンターナ」の4回目に参加しました。

読売日本交響楽団の首席クラリネット奏者の藤井洋子さんとピアニストの出羽真理さんとが中心になって開催されている公演ですが、今回は歌手の清水華澄さんも参加されてトリオ・コンサートが実現しました。

歌手の方が参加されたのは初めてです。

ここ一連の清水さんと読響の共演があり、且つ出羽さんの生徒さんが清水さんと親しかったのが今回の共演に繋がりました。

 

 

平日の暑い午後の時間帯なのに定員202席は全て一杯。

3人のゴージャスな共演に期待感が溢れ、年齢の偏りもなく

コンパクトなホールは始まる前から雰囲気最高潮でした。

私は例によって(笑)最前列で隣席の藤井さんの義母さんとご一緒に鑑賞する。

なんせあの清水華澄さんが1mしかない真ん前に立って歌われるのだから、、耳が大丈夫かぁ、、?

いやはや本当に素晴らしい演奏会になりました。

デュオだったりトリオだったりと組み合わせは色々だったけど、流石は其々の第一人者の三人です。

演奏は勿論そのトークなどのステージパフォーマンスぶりが素晴らしい。

特に華澄さんの観客を楽しませる雰囲気づくりはうまいなぁ。

恐らく彼女から見れる光景は普段とは違うものだったと思うが、本人が一番楽しんでいるかのように振舞いそして歌となると真摯に歌唱に集中する。

ドイツの六つの歌曲集が特に素晴らしかった。

彼女が譜面を見つめる先に吾輩が視野に入る位置ゆえ、私も身動ぎせずに聴き入るのでした。(笑)

 

清水さんは超売れっ子でオペラ出演やオケ演奏に出演も重なっているので、共演は難しいと思っていたと藤井さん。

読響の一人として第九など多くの共演で清水さんのファンになってしまったけど、とても共演を依頼するなんて恐ろしくて言えなかったとか。(笑)

事実この日も夕方から本番出演がありどうかと思われたが、器楽奏者の方との共演は少ないので私の方こそお願いしますとの返事を頂いて小躍りしたとか。

演奏に対してストイックなまで真摯に向かい合う求道者的な側面と、明るく陽気に見ている方を楽しませようとする精神。

私も大好きな歌手の一人です。

 

清水華澄さん(mezzo・sopurano)

 

今日が誕生日の人にプレゼントを差し上げる企画があってプレゼントを5人の方が受け取られたが、その都度ハッピーバースデーの歌をアカペラで、、いや鼻歌で歌いながら近づいて記念品を差し上げておられた。

きっと貰った人は忘れられない誕生日になったことでしょう。

 

藤井洋子さん(クラリネット)

 

多くの方に囲まれているところをしびれを切らして(汗)、瞬間的に強引に撮らせて貰いました、、。(失礼しました)

藤井さんの演奏された曲目は私は知らない曲が多かったのですが、それでも感情の琴線にふれる素敵な演奏でした。

クラリネットという楽器がまたまた好きになりました。

MCは出羽さんが引っ張りそれぞれを立てながらの進行ぶりは好感が持てました。

それと藤井さんのお兄さんが龍角散の社長さんという事もあってか、龍角散のプレゼントが多い用意されていました。

歌手でもない吾輩ですが喉スッキリの得した気分でした。

 

 

 

 

そして入り口にはこんな告知ペーパーが。

こんな対応にも良心的な会を重ねている一因が読み取れました。

 

 

 

いつも楽しく話をさせて貰っているし今日も伺うと伝えていたので、跳ねた後にホワイエでお待ちする形に。

藤井さんにも挨拶をしていたところ「清水さんは今日これからもう一つ本番があるから帰りました・・」とのこと。

「うっそ~」と一言吐いてもう足は控室に、、。

居ましたよ、まだぁ~ただしお着換えの真っ最中。

でもどこまでも誠実な清水さん、途中でも着替えを中止して会話に応じてくれました。

今回の出演は彼女にとってもオペラとはまた違う修学になったとの事、いつもとは真逆のアプローチだったのでとても参考になったとの事。

そんな話をにこやかに話してくれました。

 

 

実は床に直にの裸足状態で撮影です。

厭な顔もせずこちらに気を使ってくれました。m(_ _)m

 

 

本当にピュアで誠実な可愛い方です。

 

 

 

日本フォーレ協会主催の「ガブリエル・フォーレと弟子たちⅢ」を

聴きに、東京文化会館小ホールに出かけました。

前後半で後半はフォーレの「ピアノ五重奏曲第2番」でした。

私の今夜の目的は知人でファンの冨田真理さんの歌唱です。

リリ・ブーランジェの歌曲集「天空の晴れ間」より4曲。

フローラン・シュミット歌曲集「ロンサールの4つの詩」より2曲。

 

ピアノの相川陽子さんとのコンビで熱唱でした。

わたしには難し過ぎるフランス歌曲、、それでも由緒あるホールでのただ一人の声楽歌手として、堂々たる歌唱と立ち居振る舞いでした。

 

冨田真理さん(sop.)

 

 

セットリスト

 

シシリエンヌ(フォーレ)

ファンタジー(フォーレ)

カンタービレとプレスト(エネスコ)

木村麻衣子(flu.)

相川陽子(pf,)

 

フォーレ風に(カゼッラ)

舟歌第3番(デュカス)

4つのスケッチ4(ラドミロー)

岡本愛子(pf.)

 

「天空の晴れ間」より1.6.7.9(リリ・ブーランジェ)

「ロンサールの4つの詩」より1.4(フローラン・シュミット)

冨田真理(sop.)

相川陽子(pf.)

 

 

ピアノ五重奏曲第2番(ガブリエル・フォーレ)

 

海老彰子(pf.)

漆原啓子(Vn.)

森田昌弘(Vn.)

篠崎友美(Via)

松岡陽平(Vc.)

 

 

冨田真理さんと相川陽子さん

 

 

プログラムを大切に持つ冨田さん。

 

 

 

 

今回も長~~~いブログじゃぁ・・最後は忙しい最中にも久しぶりに花教室にも伺いました。

 

今回は7種の薔薇尽くしでした。

薔薇をビバーナムとライスフラワーで包み込むように挿しこむ。

ローズゼラニュームもあったっけ。

 

イブ・ピアンジェ

リーク

ライラック・クラシック

ユカカップ

ミミエデン

リトルシルバー

ジャルダン

の、7種の薔薇だけど全部わかっている訳でもありません・・

ただ薔薇の葉など緑葉を入れて膨らませると、なんかボリューム感が出ていいですよね。

ただ吾輩のは三方見で作っていたのにいつの間にか四方どちらからでも同じような作りになってしまったみたい、、。

壁を作って三方で作れば見てくれもいいのにオーヴァルな感じで中途半端になりました。

 

 

わたしの作品を角度を変えて撮りました。

なんかバランスが悪いなぁ。

 

 

 

 

こっちは五十嵐さんの作品でやっぱりスッキリ纏まっていますね。

10名の参加者で9名が奥様風の常連者の方々。

終わった後の内覧が辛い、、。(笑)

褒め殺し合戦がマジで辛いです。

でも皆さんのを見てると性格が作品に見事に現れますね。

大胆なもの、突拍子なもの、洗練されたもの、尖がったもの、、

吾輩のは優柔不断なものかなぁ・・

いずれにせよ五十嵐淳子さんには毎回お世話になっています。

本当に感謝です~🌷

 

 

 

 

ともかく何とか今回もブログを書き終えました・・

明日目の出血が無いことを祈るばかりです、、。(笑)

全文を読んだ方がいるとは思いませんが、取りあえず有難うございました。

 

ふうぅ~書くって疲れる作業ですね・・