アイリッシュブズーキ ろまん西野氏
イリアンパイプス&ティンホイッスル 金子鉄心氏
アイリッシュギター 山本宏史氏
アイリッシュフルート&ティンホイッスル 豊田耕三氏
バウロン 石崎元弥氏
フィドル 大森ヒデノリ氏
ハンマーダルシマー&ピアノ 稲岡大介氏
ノーザンブリアンパイプス&ギター&マンドーラ&ティンホイッスル 原口トヨアキ氏
フィドル 笠村温子氏
アイリッシュブズーキ 赤澤淳氏
(出演順)
『McKenzie's Fiddle with...』
すばらしいアイリッシュミュージシャンと共演させていただけて、本当に感謝しかありません。
アイルランドで得てきたものだけではなく、アイルランド音楽は世界中で、日本中で、あたためられてきて、演奏されてきて、
つながるツールになっているのです。今だからこそ、いろんなことに挑戦したい、とこの企画を始めました。
ですが、一番にお声をかけたかった人はもう2度と会えないところへ行ってしまって、
会えなくなってしまってからでは遅くて、
それは自分だって同じかもしれないと思って、
一年でこれだけ企画してきました。
一緒に音を合わせたい人はまだまだ数えきれないのだけれど、
一度足を止めて、深く潜って、また音を重ねたいと思います。
なんでもそつなくこなすろまん西野氏がついにアイリッシュの門を叩いた瞬間。
長年音を共に重ねてきているだけに相性は最高です。
金子鉄心氏の芯の太いサウンドに心地よく乗せてもらえて、パイプスにフィドルが包まれました。
演奏していてこちらまで圧巻でした。
新曲に挑戦&苦戦し続けるのもアイリッシュの醍醐味。(笑)
SHEENA時代のバンドメンバー山本宏史氏。
おたがいにアイリッシュの道を歩み続けて、気のおけない関係で交わることができるのが、
アイリッシュを弾き続けるモチベーションの一つになっています。
台風でイベントが中止になったにも関わらず、急遽土塔庵で開催。
軽妙なローカルトークに非常に共感を覚える豊田耕三氏、数少ないバウロンで分かり合える同志の石崎元弥氏、
東西ではなれていても、こうして通じ合えるのがアイリッシュの魅力。
(なんだか言葉を変えて同じようなことを言っている気がするが、どれも真実である!)
もはや説明不要、我がフィドルの師大森ヒデノリ氏。
これまで多くのステージで共演してきていても、アイリッシュのみかつフィドルデュオでのライブなど初めてで、
間違いなく至福の時間でした。
こうしてアイリッシュを続けていれば師との共演だって夢では...(以下略)。
ハンマーダルシマーの稲岡大介氏。
ダルシマーでのアイリッシュという新しい形を普及して広めて、
指導者としても学ぶこと、得ることだらけの稲岡氏のポリシーと柔軟性に脱帽しかない日でした。
スコティッシュ音楽へ傾倒されていった原口トヨアキ氏との音は、
自分でも気づいていなかった新しいものをもたらしてくれました。
初めてなのにここまで一緒に愉しんだり、哀しんだりして演奏してもらえたことは、
間違いない宝物でした。
笠村温子氏の美しすぎる音と音への愛。
朴訥に表現してきた自分とはあまりに対照的でありながらも混ざり合う音。
これぞ、これこそが、アイリッシュ。
ろまん西野氏の再演。
寄り添う音があまりにも自然で、間違いなくこの形が自分のアイリッシュ活動のベースになっていくことを確信しました。
赤澤淳氏の優しくて深いサウンドとお人柄。
「アイリッシュは内面」という、共感しかない名言をいただいて、このライブは本当に宝物でした。
1日1日を大切に、1人の音を重ねていって、人と出会い、2人の音を重ねて、そして、たくさんの人と音を重ねて、
ああ、アイリッシュに出会って本当によかった。
追伸 次回ゲストへライブ中に電話して紹介するテレフォンショッキング。
アイリッシュはいつだって愛とユーモアを忘れてはいけない。