小学生の頃、寝る前に聴いていたカセット。
知っている曲のアレンジだから思い入れがあるとか、
何語か分からないけど妙に聴き心地がいいとか、
よく分からないかけ声とか笑い声がおもしろかったとか、
カセットの不具合でここで音が途切れているとか、
そんな具合に愛着があって、そんなアルバムを2枚CDで買った。
謎が解けたような、そして解けてしまっては味気ないような、そんな感覚と、ただただ懐かしい感覚にひたりながら、
これは実はフィドルだったんだとか、こんな音に囲まれて育って、今こうしているんだとか、
そんなことを考えていた。
泣かないで、という最後の曲は、とてもおだやかで、幸せな終わりを飾ってくれそうなギターの名曲。
もう一枚のラスト、『親愛なる友へ』も、ギターソロ。
そう、ギターが包むメロデだった。