賢人「アレン、君は心に闇があるようだが・・・」


アレン「いや、そんなことは・・・うっ!レロレロレロ」


賢人「大丈夫か!」


アレン「いや、昨晩ちょっと下町のナポレオンを飲みすぎ、ウウッ!レロレロレロレロ」


賢人「胃腸が弱いようだ・・・あまり無理をするではないぞ。さて・・・むっ、あれは!」


アレン「竜だ!こっちへ向かってくる!」


賢人「危ない!」


アレン「そうだ、コイツを使って・・・吐瀉物攻撃!レロレロレロ!」


竜「ガモー!!!」


賢人「効いてるぞ!」


テルー「ここは私が!」


賢人「テルー、大丈夫なのか!」


テルー「私には不思議な力があるの・・・」


賢人「て、手のアザが光っている・・・」


テルー「そう、これは昔ダイエットしていたときの吐きダコよ。毎回食後に指を喉に突っ込んでいたから。えいっ!」


アレン「テルーそんなことしたら!」


賢人「また吐いてしまうぞ!」


テルー「いいの!ここはみんなの命のために!」


賢人「せっかくのカニ料理が!」


テルー「レロレロレロレロレロ!!!!!」


竜「ギャース!ガオオォォ・・・・」


アレン「やった!竜を倒した!」


賢人「よくやった!テルー!」


テルー「ケホッ、これで町にも平和が戻るわ」


アレン「テルー」


テルー「なぁに、アレン」


アレン「君が好きだ。キスをしてくれないか」


テルー「アレン、いいの?私たち吐いたばかりよ」


アレン「いいんだ、そんなこと。僕らの愛からしたら、そんなこと些細なことさ」


テルー「くすっ、アレンったら。お互いフリスク10個じゃ効かないわね」


賢人「大変じゃ!竜が!」


竜「ガオオオオ!!!!ギャーーース!!!!」


テルー「まだ息の根が止まっていなかったのね!」


アレン「竜が口を開けている!炎を出すぞ!」


竜「ギャオーーーース!!!」


賢人「いや違う!ゲボだ!!!」


竜「ギャーース!!!レロレロレロ!!!!!」


賢人「グオーーー!!流される!!!」


アレン「テルーーーー!!!!」


テルー「アレンーーーーーー!!!!!」


こうして町は嘔吐物によってすべて海に流されました。そこからプランクトンが生まれ、人類誕生の歴史へとつながっていくのです。 終