お兄さん「ここがベーシストがたくさん釣れるポイントかい、さかなクン?」


さかなクン「そうですーーー!ここでは他ではなかなかお目にかかれないベーシストがいっぱい釣れますよ!!」


お兄さん「ん、さかなクン!早速竿先が動いてるよ!」


さかなクン「お兄さんいきなり下ネタですか!午前中ですよ!」


お兄さん「そうじゃなくてほら!」


さかなクン「あ、ホントだ!思い切って巻いてください!」


お兄さん「ぐおおっ、なかなか大きいよコイツは」


さかなクン「頑張ってください!もうちょっとです!」


お兄さん「釣れたっ!何だいコイツは?なんか無表情でものすごく早く滑らかに弾いてるけど」


さかなクン「おおっ!この子はジョン・エントウィッスルですよ!The Whoで活躍した早弾きベーシストです!いきなり大物を釣り上げましたね!」


お兄さん「やったねさかなクン!」


さかなクン「やりましたねー!お、今度は僕の竿に」


お兄さん「頑張って!」


さかなクン「ぬおおっ、やったっ、お、この子はヴァーディン・ホワイトです!EW&Fで活躍する走りまわるレゲエ頭のベーシストです!」


お兄さん「なるほどー!ザッツザウェイだね!」


さかなクン「それはKC&The Sunshine Bandですー!」


お兄さん「ハッハッハ!こりゃ一杯食わされたな!お、アタリが!今度はなんだ?」


さかなクン「リールを巻いてください!」


お兄さん「結構重いよ!しかも何か普通の重さと違う!だーっ!」


さかなクン「やりましたね!」


お兄さん「なんかブツブツ言ってるぞ?コイツは?」


さかなクン「その子はロジャー・ウォーターズです!Pink Floydの中心メンバーですね!このぼやきは太陽讃歌です!」


お兄さん「陰気で結構!」


さかなクン「今度はちょっとしかけを変えてみましょう。複数の針をぶら下げて・・・・そら来た!」


お兄さん「すごいね~二匹いっぺんかい!」


さかなクン「この子はジャック・ ブルースですね、Creamのベースボーカル、さらにこの子はネイザン・イーストです!今のクラプトンのお抱えベーシストですね!」


お兄さん「すごいな!クラプトン関連入れ食いだな!ネイザン・イーストかい、レイ・パーカーJrかと思ったよ!」


さかなクン「ボクはマイケル・ジョーダンかと思いました!」


お兄さん「お、今度は2本の竿同時ヒットだ!」


さかなクン「かなり両方重いですね・・・これはマーカス・ミラーやジャコ・パストリアスの可能性も大ですよ!!」


お兄さん「釣り竿が折れそうだよさかなクン!これは難敵だ」


さかなクン「せーので一気に釣り上げましょう!」


二人「せーの!!」


さかなクン「やったぁ!釣れた!!!・・・・けどこの子は僕知らないですね・・・」


お兄さん「ん?そいつはハルク・ホーガンじゃないか。なんでこんなところに?どうやらどっかから紛れたらしいな。ところで、僕のは何だいさかなクン?」


さかなクン「あ!この子はシド・ヴィシャスです!その子だけは煮ても焼いてもどうにもならないです!」


お兄さん「ハッハッハ!!何だいこの尻すぼみな終わり方は!」