77【自分の存在が虫けらと一緒の感覚にいつも襲われていた】
高校卒業してとりあえず大学行こうと思った
母親が美容室やっていたから、美容師だけはやりたくないと思っていた
大学入試失敗して母親にお願いされた
親を安心させて!とりあえずでいいから腕に職をつければ、食っていけるから3年で働きながら美容師免許取得して、とりあえず腕に職をつけなさいって言われた
どうせなら東京に出て修行したい
そして、できるようになったら何してもいいよって言われたので、親の喜びと安心させるためにとりあえず美容師はじめた。
それが俺の美容師人生のはじまりだった
社会にでて思った
自分って小さい
自分の存在が虫けらと一緒の感覚にいつも襲われていた
なにか表現しないと存在がかすれて見えないような気がした
毎日先輩の言われるままに動き、機嫌が悪いと怒鳴られた
世の中って不条理だと思った
こんな状態がずっと続くと思うと底の見えない真っ暗な海の中に引きづり込まれる映像が頭の中で蠢き、気が変になりそうなことが定期的に起こった
先がみえね〜
これこのまま続けていればいいことあるのか?
そんな時にカットコンテストで先輩がバンバン賞をいただいていた
クリエーティブなヘアスタイルをつくり、それを評価される
流れるままに俺もやってみた
そして、賞に入った
顧客にDM送ったら、俺以上に喜んでくれた
嬉しかった
そして、はまっていった
その当時はコンテストと顧客の喜びはイコールだと思った。
何かを表現するってこういうことかと思った
なにかを表現する
これがファン客を増やすための1つのスキルだと確信した
多謝