我が家には、猫が3匹居る。

昨日、一番年配の猫とキッチンにいたところ、三男が入って来た。

歩く息子の後ろを、一番若い猫の尻尾がピンと伸びてついて来ているのが、テーブル越しに見えていた。

フッサフサで太い尻尾である。

体は見えない。

そして、尻尾がテーブルの陰に入った。


この猫は、三男について行くことがない。

息子は、この猫を抱っこすることから、敬遠されている。

私は、溺愛しているが、抱いたりはしないため、

なつかれている。

私が食事をしていると、私の体を前足でチョンとさわり、「一緒にあっちの部屋でくつろごうよ」と誘ってくる。


三男について来たので、珍しいと思い、「後ろに〇〇(ねこの名前)がついてきたよ。そこに居る?」と言った。

息子は、後ろやテーブルの下を確認した後、

「いや、居ないよ。」

と言った。

私も確認したが、確かに居ない。

その猫は、別の部屋で寝ていた。


キッチンに居た別の猫の尻尾の位置とは異なっている。

尻尾の模様も太さも異なる。


私は息子に、

「また、〇〇神社の神様の仕業か。」

と言った。

以前、経緯を記載したが、この神社の土地神は、

我が家に遊びに来るようになった。

土地神には、距離というものは存在しないようである。

我が家は、普通に受け入れている。


この土地神は、妻と二男の前で、この猫の階段を降りる音を真似たりと、様々な現象を起こす。


その日、風呂に入っていた私が湯船から上がる際、正面の壁に高さ20cm程の太った白い土偶のようなものが半透明に立ち現れて消えた。

今までにない、新しい現象である。


我が家では、いわゆる「普通」ではないことが普通に起こるので、妻に話しても、別段驚かず、息子達は無関心である。


毎回、私だけが半信半疑になり、見間違いかどうかの検証作業を行なっている。


いわゆる普通の現実と、普通ではない現象を、日常の意識の中に共存させて生活することは簡単ではないが、毎日意識して、「これが本当の現実」と捉えるようにしている。


ちなみに、妻は空耳が得意であり、

突然、「何?」、「はあ?」、「何か言った?」などと言う。

私は、今は慣れて、心臓がドキッとしなくなった。

「また、霊に話しかけられたか?」

と返すようにしている。