まず始めにmidoriはJavaで作成されたRPCフレームワークです。
簡単にいうとサービスクラスを実装すれば、
サーバ側の処理をいろんな通信方式で呼びすことが出来ます。
詳細については以下のURLを参照して下さい。
http://code.google.com/p/midori/

基本的にはサーバ側のコードはJavaで記述するのですが、
今回はScalaで書いてみます!!

この説明ではEclipseに以下のプラグインがインストールしていることが前提です。
●Sysdeo Eclipse Tomcat Launcher plugin
 http://www.eclipsetotale.com/tomcatPlugin.html
●Scala IDE for Eclipse
 http://www.scala-ide.org/


【手順】
■最初にチュートリアルのプロジェクトを以下のURLからダウンロード。
http://midori.googlecode.com/files/midoriTutorial-1.0.0.zip

■次にプロジェクトをEclipseでインポート。

■プロジェクトにScalaのネーチャーを追加する。

■tutorial.serviceパッケージの下に「HelloService.scala」ファイルを作成。
[ソースコード]
package tutorial.service

import jp.fores.midori.server.annotation.RPCService

@RPCService
class HelloService() {
  def hello( name:String): String =
  {
    "Hello, " + name;
  }
}

■以下のディレクトリにクラスファイルが作成されていることを確認する。
midoriTutorial\WEB-INF\classes\tutorial\service\HelloService.class

■起動時にScalaのクラスが見つからないと言われるので、
 WEB-INFのlibにscala-library.jarをコピーしビルドパスに追加。

■Tomcatを起動して以下のURLにブラウザでアクセスし
 以下のように表示されればOKです。
http://localhost:8080/midoriTutorial/rpc/helloService
[ブラウザの表示内容]
java.lang.String hello(java.lang.String)


準備が少し手間ですがScalaでサーバ側の処理を記述することが出来ました。
次回はサーバ側の処理を呼び出すクライアント側の実装です。