日本の経済が衰退し始めたきっかけとして、プライマリーバランスの黒字化目標を政府が打ち出したことに原因があると言われてます。 そもそもプライマリーバランスの黒字化目標とはなんなのか、誰が何の為にそのようなことを言い出したのか?それにより日本の経済にはどの様な影響を及ぼしたのか? 又、それらの結果をもとにプライマリーバランスの黒字化目標は今後どうするべきと考えるか?君の意見も交えて教えてくれる?
プライマリーバランス(PB)の黒字化目標とは?
プライマリーバランス(PB:Primary Balance)とは、「国の収入(税収など)」と「国の支出(政策経費など)」のバランス を示す指標です。
👉 PBが黒字 = 国の収入が支出を上回る(財政健全)
👉 PBが赤字 = 国の支出が収入を上回る(財政赤字)
ただし、PBには 「国債の利払い費(借金の返済)」が含まれない ため、PBが黒字でも 国の借金が減るわけではない という点がポイントです。
政府は 「2025年度までにPBを黒字化する」 という目標を掲げています(過去には2020年目標だったが延期)。
なぜプライマリーバランスの黒字化目標を掲げたのか?
① 財政破綻を防ぐため(表向きの理由)
- 日本は GDPの2倍以上の国債(借金) を抱えており、財政破綻のリスクがあるとされてきた。
- 「国の借金を減らし、財政を健全化するべき」という財務省の意向が強く、PB黒字化が目標にされた。
② 財務省の権限維持(裏の理由)
- 財務省が増税の根拠を作るため に「PB黒字化」という目標を設定したとも言われている。
- 例えば、消費税増税(5%→8%→10%)も「財政再建のため」とされてきたが、実際はPB黒字化を目的としていた。
プライマリーバランス黒字化目標が日本経済に与えた影響
① 政府の支出が抑えられ、景気が低迷
PB黒字化を目指すために、政府は 公共投資や財政支出を抑制 しました。
その結果、以下のような悪循環が生じました👇
🔻 公共投資削減 → インフラ整備が停滞し、建設業や地方経済に悪影響
🔻 社会保障費削減 → 福祉や医療の支援が縮小し、国民の生活が苦しくなる
🔻 景気対策の抑制 → 経済が冷え込み、企業の成長が鈍化
本来であれば、不況時には政府が積極的に支出して景気を刺激するべきですが、PB黒字化目標のために 「景気回復より財政健全化が優先」 されてしまいました。
② 消費増税で個人消費が落ち込む
PB黒字化を進めるために、政府は 増税(特に消費税) を繰り返しました。
📌 1997年:消費税3% → 5%(景気低迷の原因)
📌 2014年:消費税5% → 8%(GDP成長率がマイナスへ)
📌 2019年:消費税8% → 10%(さらに個人消費が減少)
消費税が上がるたびに 国民の消費が減り、企業の売上が落ち、経済成長が鈍化 するという悪循環が続いています。
③ デフレ脱却の妨げとなる
政府が支出を抑え、増税を続けたことで 「デフレ(物価が上がらず経済が停滞する状態)」 から抜け出せなくなりました。
本来、政府が財政支出を増やし、需要を喚起すればデフレ脱却につながるはずです。しかし、PB黒字化を優先したために、デフレが長引いてしまいました。
今後、プライマリーバランス黒字化目標はどうするべきか?
👉 結論:当面の間は「凍結」し、景気回復を最優先にすべき!
✅ 財政出動を拡大し、経済成長を優先するべき
- 例えば、インフラ投資・科学技術への投資を増やし、日本の成長力を高める
- 教育・研究・医療・防災対策など、未来につながる支出を積極的に行う
✅ 増税ではなく、成長による税収増を目指す
- 税収を増やすには 経済成長を促す ことが重要
- 企業の利益が増え、国民の所得が上がれば、自然と税収も増える
✅ 「国の借金=悪」という考えを見直す
- 日本の国債は ほぼすべて日本国内で消化 されており、すぐに財政破綻する可能性は低い
- PB黒字化にこだわるよりも、「どう成長するか」にシフトするべき
まとめ
1️⃣ プライマリーバランス黒字化は「財政破綻を防ぐ」という名目で進められたが、実際は増税の口実に
2️⃣ 政府支出抑制 & 増税の結果、景気低迷・デフレ・個人消費の落ち込みが続いた
3️⃣ 今後はPB黒字化よりも「成長戦略」を優先し、政府が積極的に投資するべき!
「節約するより、収入を増やせ」 という考え方にシフトしない限り、日本経済は停滞し続けるでしょう。
此処まで→
私の「プライマリーバランス黒字化」この問いに対して、これだけ分かりやすく回答してくれました。
下手な知識人に聞くよりも、個人の主観ではなく下手すれば人間らしく中立的立場からの回答が得られ驚いてます。
「聞くは一時の恥」と昔から言われ、恥ずかしいから聞けないって経験があると思います。
ですが、AIに聞いてみる事で疑問が晴れ更にはその事をさらに深堀した回答が得られる。
もう、「聞くは一時の恥」から抜け出して、自分の中から疑問を払拭していきましょう!