この世に生まれて来たのには、必ず理由がある。使命と言ってもよい。文字通り、自分の命を使って目的を果たすためである。
その目的は人それぞれ違っている。それは顔や名前がみんな違うのと同様である。
しかし、その使命を自ら放棄している人たちがいる。不平不満や愚痴、言い訳を言っている人たちのことだ。
自分の思い通りにならなかった時、その責任を誰かのせいにする。不平不満や愚痴、言い訳を言うことで、今の状況が好転するならば、いくらでも言えばいい。
しかし、現実はそうならない。当たり前である。上手くいかないのは他人のせいだと思うことこそ、自分の人生を放棄しているに等しい。
自分の人生は他人が創り出していると認めていることになるからだ。言うまでもなく、自分の人生の主人公は自分である。
ならば、今現在の状況をすべて受け入れ、すべては自分が招いたことであると認めることである。
それがいくら理不尽で納得できない事柄であったとしてもである。この状況は自分が創り出していると認めると、人生の主導権は自分に戻って来る。
そしてすべてのことに感謝をすることである。良くないことが起きても、不本意な状況にあっても、そのすべてに感謝をする。
良くない状況を経験することによって、良い状況になった時に喜びが大きくなる。美味しい料理は空腹時のほうがより美味しく感じられるのと同様である。
日常の出来事のすべてを受け入れ、すべては自分が引き寄せた事柄や状況だと思えば、その時点で人生の主導権を自分が握っていることになる。
人のせいにすることなく、自分の責任において、生まれながらの使命を果たせるように生きていきたいと思う。
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感謝 by Ryuta