今日11月3日は文化の日。国民の祝日である。学生の頃は、授業がない日として歓迎するだけであったが。
日本だけではなく、世界各国にも祝日がある。そしてどのような祝日があるのかを見ると、その国の成り立ちや国民性がよく理解できるのだ。
日本の祝日も、日本という国の成り立ちや国民性がよく理解できる。それは皇室との関係である。
つまり日本の祝日は、古来からの皇室行事と深く関係しているのである。例えば本日の文化の日について。
政府広報のホームページには、自由と平和を愛し、文化をすすめる日となっている。だが、元々11月3日は明治天皇の誕生日だったのである。
だから、その日を何かの祝日にしようとしたのだろう。他にも数ある祝日は皇室行事と大きく関わっている。例えば次の通りである。
元日・・・四方拜。毎年1月1日に天皇が伊勢神宮に向かって拝礼した後、続いて四方の諸神祇を拝する。
成人の日・・・元服の儀が由来で、1月最初の満月の日に行われた。
建国記念の日・・・初代天皇である神武天皇の即位日。
春分の日・・・春季皇霊祭という皇室行事の日。
昭和の日・・・昭和天皇の誕生日。
海の日・・・7月20日に明治天皇が燈台巡視船「明治丸」に乗船し、無事到着したことに由来。
秋分の日・・・秋季皇霊祭という皇室行事の日。
勤労感謝の日・・・新嘗祭という皇室行事の日。
このように日本の祝日は皇室の行事と多くが重なる。と言うよりも、皇室所縁の日を国民の祝日に選んでいるのだ。それほど国民と皇室との関りが深いと言える。
国民の祝日を、ただ休みの日と捉えるのではなく、その意義や由来に思いを致すのも一興かも知れない。
当ブログにお越し下さいまして、誠にありがとうございます。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
感謝 by Ryuta