私がライブを通じて知り合ったミュージシャンや音楽を綴る「KAMINのベクトル」。

前回の続きでライブハウスへ観に行くようになった頃の話です。

 ※この記事はHP「音蔵」に書いた記事を再編集しています。

 

 

~~~~~

鬼頭つぐるさん。

 

2000年だった。
以前、渋谷 LA MAMAでジャグバンドのライブがあった時、ザ・ブタメガネで出演していた。
その時演奏した「食っちゃ寝」でmassyが演奏中にパンを食い始めるパフォーマンス。
ザ・ブタメガネは編成はジャグバンドだったが、そのオリジナリティと同じ畑で育ったとは思えないメンバーの個性や、楽しいMCなど十分楽しませてもらったライブだった。
(実は、鬼頭さんとてっちゃんは音のまつりにも出演しているんだな)

massyはMooneyさんのHPを作成していたこともあり、お話をして親交を深めた。
その後の動向を気にしていたけれど、横浜に引越しして体調を崩したりと自分の事情で足を運べなかった。

そんな中、友達にライブ誘われたのが鬼頭さん。
ザ・ブタメガネの「食っちゃ寝」が彼の曲であること、そしてアルバムも発売したと、ますますその存在が気になりだしていた。
でも、鬼頭さんの名前と顔が一致していなかった(笑)。

ソロ・ライブを観た感想は...
男っぽい曲、空や風を感じさせてくれる曲、みんなで楽しく歌える曲、笑える曲があって、存分に楽しめた。
話してみると、気さくな方であった。
また良きミュージシャンに出会えた事に感謝した。

その後、ホームページで確認しながら、機会を設けて鬼頭さんのライブに足を運んだ。
(ライブレポを書いていませんが...)
近隣でライブハウス以外のカフェやレストランにバー、地元でライブができるところを探しているんだよね。

そんな感じだったから、当初はお客さんが私一人の時もあったんだ。
でも鬼頭さんは手を抜かなかった。
おかげでコール&レスポンスはキャッチボール、手拍子は最初から最後まで。
私一人に対して、「よかったら手拍子よろしく」はないよね(笑)。
まるで私のリズム感、ライブを楽しんでいるのかを試すようにいつもと同じステージング。
これで鍛えられたのか、今となっては手拍子は打ち始めたら曲が終わるまで打つようになってしまった(笑)。

ザ・ブタメガネはあまり活動しなくなっていた。
ただ、メンバーは繋がっているんだよね。
鬼頭さんとmassyがユニットを組んで「鬼頭&massy」として活動し始めていたし。
鬼頭さんのオリジナル曲や鬼頭さんとmassyの日本語訳したカバー曲等、二人のMCでの掛け合いやパフォーマンス含めて楽しむようになった。

後で知ることになるのだが、鬼頭さんはMooneyさんの一番弟子でした(笑)。
ギターの弾き方とか、曲に対するアプローチは違うのだけれど、ライブに対する姿勢は受け継がれていく。
ミュージシャン同士の繋がりから、その姿勢は引き継がれていくんだなぁ、と。

鬼頭さんはミュージシャンはもちろんのこと、お客さんからも違った土地のライブハウスやミュージシャンの情報を入手して、活動の範囲を広げていく。
このような現場を目の当たりにして、改めて曲を聴いてみる。
鬼頭さんの歌が等身大の歌なんだよね。生活や行動と歌にブレがない。
だから親近感が沸くんだよね。特に男性の根強いファンがたくさん(笑)。
しかも、歌は一回聴くと二回目のライブでは一緒に口ずさめるぐらい覚えやすい。

私は2006年以降、地元のイベント、「北浦和 Swing Festival」を通して更に親しくなるのだが、これはまた次回。

 

<続く>

 

~~~~~

シンセサイザーについてわかりやすく書いている私のブログ「カムカム・シンセサイザー」。
ご興味のある方はご覧ください。

 

 

以上