みなさん、こんにちは。
KAMINです。

 

私がライブを通じて知り合ったミュージシャンや音楽を綴る「KAMINのベクトル」。

前回の続きでライブハウスへ観に行くようになった頃の話です。

 ※この記事はHP「音蔵」に書いた記事を再編集しています。

 

 

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1998年あたりだと思います。
黒磯市にある「CAFE SHOZO」で沢登秀信氏(以下、ヒデさん)が東京フラワーズを引き連れて凱旋。これに同行した。
(どういった経緯で凱旋ライブとなったのか、忘れてしまった...)
CAFE SHOZOに着くと、SHOZOさんが「お疲れさん。改装中だけど、まず2階に上がってコーヒーでも飲んで」と 招いてくれた。
このコーヒーが美味しかったこと!
ライブ会場は CAFE SHOZOから少し離れた場所の、元工場だったのかな?3階だったかな?
がらんとした室内にステージをセッティング。

食事が出来るようにテーブルにはサンドイッチや飲み物等をお店の方々がセッティング。
スタートする間際にはお客さんが一杯になって楽しいライブをすることが出来た。
何もミュージシャンの情報がないところで、一杯のお客さんを呼んでくれたCAFE SHOZOに本当に感謝でした。

ライブ終了後、撤収作業をした後、お店の従業員の方の家へ泊めて頂き、さらにご馳走までしてもらった。
翌日は秋の紅葉まで案内していただき、本当にお世話になった...


そして10年経った2007年秋、母親と那須の温泉に向かう途中、CAFE SHOZOに立ち寄った(店舗は「CAFE SHOZO 1988」です)。
現在、アンティークや服を売る店舗があり、駐車場もいくつもあって間違えたのですが、歩いている人が教えてくれるんですよ。
「CAFE SHOZOならあちらですよ」と。
(こういったことで地元に根付いている、地元に愛されていることがわかるよね)
そして駐車場から3分ぐらい歩くと、ありました。
当時、一階が改装中だったところが洋菓子やコーヒー豆、SHOZOブランド食器の販売、そして画廊。
(お店の近くに工房まであったな)

2階にあがると、以前の姿の落ち着けるCAFEにお客さんが一杯。
テーブルに着くと、お客さんが一杯なのに落ち着けるんですよ。
私はウィンナ・コーヒーを注文。母親はカフェオレ。
そして一口して、母親が「美味しい!」と。
私も開口一番、目を開いて「美味しい!」と。
母親に先を越されてしまったのである。
母親の口からコーヒーが「美味しい」と聞いたのは初めてである。

コーヒーの味もさることながら、ミルクの美味しさに母親はびっくりしたのだ。
母親の実家には牛舎があり、絞りたての生乳を飲んで育った。
その子である私も幼少の頃は親の実家に泊り込みで預けられたこともあり、絞りたての生乳を飲んで育った。
だからちょっとやそっとのミルクじゃ驚きはしない。
美味しかったぁ。
帰り際、SHOZOさんはいなかったので、メモを置いて後にした。

10年経って、SHOZOさんの夢が少しずつ形として表された現場に、改めて想いを描き実現することの素晴らしさを感じた。

 

で、今現在でも毎年数回那須に行くことがあり、その時は必ず立ち寄るお店です。

もう有名店ですね。

地元で店舗を増やして東京にお店を出したり。

雰囲気は当時のまま。

店員さんも務めて長い方、新しい方もお店の雰囲気を大事にしているのがわかる。

...メニューからミルクはなくなってしまったけれど...


もし那須に足を運ぶことがあったら、是非立ち寄ってみてください。

 

 

 

 

<続く>

 

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シンセサイザーについてわかりやすく書いている私のブログ「カムカム・シンセサイザー」。
ご興味のある方はご覧ください。

 

 

以上